体脂肪率計算ツール(無料)
身長と首囲・腹囲(女性はウエストと腰囲も)から体脂肪率を計算。米軍式(巻き尺法)で、男女別の平均的な範囲と比べられます。
巻き尺が無いときは、身長・体重・年齢だけで推定できる体脂肪率計算(簡易推定)を使ってください。このページは巻き尺で首囲・腹囲を測って、より細かく計算する米軍式です。
のどぼとけのすぐ下を水平に測ってください。
へその高さを水平に測ってください。
※ 米軍式(巻き尺法)による概算値です。体組成計の値とは異なる場合があります。判定は米国運動協議会(ACE)の平均的な範囲(男性18〜24%・女性25〜31%)との比較で、目標体重の目安は除脂肪体重を変えずに体脂肪率がその中央(男性21%・女性28%)になる体重です。
体脂肪率の計算式(米軍式)
本ツールは、米海軍健康研究センターの Hodgdon と Beckett(1984年)が作った巻き尺法の式を使っています。米陸軍の体組成プログラムでも使われている式で、身長と周囲径はすべてインチで測った値を入れる前提です。本ツールは入力された cm を 2.54 で割ってインチに直してから計算します。
男性
体脂肪率(%) = 86.010 × log10(腹囲 − 首囲) − 70.041 × log10(身長) + 36.76
体脂肪率(%) = 86.010 × log10(腹囲 − 首囲) − 70.041 × log10(身長) + 36.76(すべてインチ)
女性
体脂肪率(%) = 163.205 × log10(ウエスト + 腰囲 − 首囲) − 97.684 × log10(身長) − 78.387
体脂肪率(%) = 163.205 × log10(ウエスト + 腰囲 − 首囲) − 97.684 × log10(身長) − 78.387(すべてインチ)
計算例(男性)
身長170cm=66.93インチ・腹囲80cm=31.50インチ・首囲36cm=14.17インチ → 86.010 × log10(31.50 − 14.17) − 70.041 × log10(66.93) + 36.76 ≒ 15.4%
身長170cm=66.93インチ・腹囲80cm=31.50インチ・首囲36cm=14.17インチ → 86.010 × log10(31.50 − 14.17) − 70.041 × log10(66.93) + 36.76 ≒ 15.4%
目標体重
目標体重 = 除脂肪体重 ÷ (1 − 目標体脂肪率) / 除脂肪体重 = 体重 × (1 − 体脂肪率 ÷ 100)
目標体重 = 除脂肪体重 ÷ (1 − 目標体脂肪率) → 除脂肪体重 = 体重 × (1 − 体脂肪率 ÷ 100)
【訂正】本ツールは2026年9月18日の更新まで、cm の数字をそのまま式に入れていました。上の男性の例は21.9%と表示され、正しくは15.4%です。女性の初期値(身長170cm・ウエスト80cm・腰囲90cm・首囲36cm)は50.9%と表示され、正しくは24.4%です。お詫びして訂正します。
米陸軍 G-1「Army Body Composition Program(AR 600-9)に関するよくある質問」(2019年3月26日) Schuna JR ほか. Int J Exerc Sci. 2013;6(3):188-198(「all measurements in inches」)測る位置(男女で違う)
式は測る位置ごとに作られているので、位置が違うと値もずれます。たとえば首囲を首の付け根で測ると太めに入り、体脂肪率が低く出ます。
| 測るところ | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 首囲 | のどぼとけのすぐ下 | のどぼとけ(喉頭)の位置 |
| 腹囲・ウエスト | 腹囲: へその高さ | ウエスト: 胴のいちばん細い位置(自然なウエスト) |
| 腰囲 | 測らない | お尻のいちばん出ている位置 |
足をそろえて立ち、巻き尺を床と水平にして、2回続けて測って確かめます。
米海軍 Navy Fitness「Body Composition Assessment(BCA)」研修資料 S-562-0612A Change 6体脂肪率の範囲(男女別)
米国運動協議会(ACE)は、運動習慣のない成人の平均的な範囲を男性18〜24%・女性25〜31%とし、男性6%未満・女性14%未満は危険なほど低い可能性があるとしています。本ツールの判定はこの2点で区切っています。
| 判定 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 低すぎる可能性 | 6%未満 | 14%未満 |
| 平均的な範囲より低い | 6〜17% | 14〜24% |
| 平均的な範囲 | 18〜24% | 25〜31% |
| 平均的な範囲より高い | 25%以上 | 32%以上 |
「平均的な範囲より高い」は肥満の診断ではありません。日本では成人の肥満は「脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態で、BMI 25以上のもの」と定義されています(日本肥満学会の肥満度分類)。
米国運動協議会(ACE)公式サイト掲載記事「Body Fat Percentage: Charting Averages in Men and Women」(2024年2月26日) 厚生労働省 e-ヘルスネット「肥満と健康」日本の基準との関係(成人の肥満はBMIで判定)
日本では、成人の肥満はBMIで判定します。厚生労働省 e-ヘルスネット「肥満と健康」でも、体脂肪率の数値の基準が示されているのは6〜17歳(小児肥満症診療ガイドラインの対象年齢)だけで、日本肥満学会「小児肥満症診療ガイドライン2017」は「肥満度+20%以上、かつ体脂肪率が男児25%以上(女児は11歳未満30%以上・11歳以上35%以上)」を肥満としています。成人向けの数値は載っていないため、本ツールは成人の体脂肪率を上の ACE の範囲と比べて表示しています。
年代別の判定はしていません。同じBMIでも年齢が高いほど体脂肪率は高く推定され、Deurenbergら(1991)の成人用の式では年齢が10歳上がると推定値が2.3ポイント上がりますが、年代ごとの範囲を定めた公的な基準は確認できていないためです。巻き尺がない場合は、身長・体重・年齢だけで推定できる体脂肪率計算(身長・体重・年齢から推定)があります。15歳以下は式も基準も違うので、12〜15歳向けの体脂肪率計算を使ってください。
厚生労働省 e-ヘルスネット「肥満と健康」 Deurenberg P, Weststrate JA, Seidell JC. Br J Nutr. 1991;65(2):105-114体脂肪率の測定方法(どこで測れるか・何に影響されるか)
体脂肪率はどの方法でも推定値です。厚生労働省「身体組成の評価」の分類にそって、どこで測れるか・何に影響されるかを並べます。順位や誤差の数値は、出典で確認できたものがないため載せていません。
| 測定方法 | どこで測れるか | 特徴・注意点 |
|---|---|---|
| 水中体重秤量法・空気置換法(密度法) | 研究機関など | 最も正確に測定できるといわれるが、コストが高く測定機器が少ないため一般的ではない |
| DEXA法(二重エネルギーX線吸収法) | 医療機関・健康診断 | 2種類の波長のX線が透過したときの減衰率から身体組成を算出する。骨量・骨密度の測定と同時に行える |
| 生体インピーダンス法(家庭用の体組成計) | 家庭・健康増進施設 | 微弱な電流の流れにくさから推定する。姿勢・運動・入浴・発汗・水分摂取・測定時間帯・生理周期の影響を受ける。推定式は通常DEXA法を基準に作られている |
| 皮下脂肪厚法(キャリパー法) | 器具があればどこでも | 指定された部位の皮下脂肪をつまんで厚さを測る。測定者によって誤差が生じることがある |
| 米軍式(巻き尺法・本ツール) | 自宅(巻き尺のみ) | 周囲径と身長からの推定値。測る位置と巻き尺の当て方で変わる。米陸軍は伸びる素材の巻き尺を、時間がたつと測定が不正確になるとして禁じている |
内臓脂肪がどれだけ溜まっているかは、CT法・MRI法・超音波法・ウエスト周囲径で評価します(体脂肪率とは別の指標です)。
厚生労働省「身体組成の評価」(PDF) 健康長寿ネット(長寿科学振興財団)「体脂肪の測定方法と体脂肪計」使い方(3ステップ)
- 性別と身長・体重を入力します。
- 首囲・腹囲(女性はウエストと腰囲)を、男女それぞれの位置で巻き尺で測って入力します。
- 体脂肪率・BMI・目標体重の目安が即時表示されます。
よくある質問
体脂肪率の計算式は?米軍式とは何ですか?
結論:米海軍健康研究センターの Hodgdon と Beckett(1984年)が作った、巻き尺で測った周囲径と身長から体脂肪率を推定する式で、米陸軍の体組成プログラムでも使われています。男性は「86.010 × log10(腹囲 − 首囲) − 70.041 × log10(身長) + 36.76」、女性は「163.205 × log10(ウエスト + 腰囲 − 首囲) − 97.684 × log10(身長) − 78.387」で、測定値はすべてインチです。cmで測った値は2.54で割ってインチに直してから式に入れます(本ツールは自動で直して計算します)。
男性・女性で体脂肪率の基準が違う?
結論:違います。米国運動協議会(ACE)は、運動習慣のない成人の平均的な範囲を男性18〜24%、女性25〜31%としています。日本では成人の肥満はBMI(25以上)で判定し、厚生労働省 e-ヘルスネット「肥満と健康」でも体脂肪率の数値の基準が示されているのは6〜17歳(小児肥満症診療ガイドラインの対象年齢)だけです。
年代によって体脂肪率の基準は変わりますか?
結論:同じBMIでも、年齢が高いほど体脂肪率は高く推定されます。Deurenbergら(1991)の成人用の式では、年齢が10歳上がると推定値が2.3ポイント上がります。ただし年代ごとの範囲を定めた公的な基準は確認できていないため、本ツールは年代別の判定をしていません。
腹囲・首囲はどこで測ればいい?
結論:米海軍の測り方では、男性は首囲をのどぼとけのすぐ下、腹囲をへその高さで測ります。女性は首囲をのどぼとけ(喉頭)の位置、ウエストを胴のいちばん細い位置(自然なウエスト)、腰囲をお尻のいちばん出ている位置で測ります。足をそろえて立ち、巻き尺を床と水平にして、2回続けて測って確かめます。式は測る位置ごとに作られているので、位置が違うと値もずれます。
体脂肪率と体重の関係は?目標体重はどう計算する?
結論:目標体重 = 除脂肪体重 ÷ (1 − 目標体脂肪率) で計算できます。除脂肪体重は 体重 × (1 − 体脂肪率 ÷ 100) です。本ツールは ACE の平均的な範囲の中央(男性21%・女性28%)を目標体脂肪率にしています。例:体重65kg・体脂肪率28%の男性が21%を目指す場合、除脂肪体重は46.8kg、目標体重は59.2kgで、減らす脂肪は約5.8kgです。
体脂肪率を下げるには何をすればいい?
結論:摂取するエネルギーと消費するエネルギーのバランスを改善することが第一です。厚生労働省 e-ヘルスネットは、極端な食事制限は長続きしない上に精神的にも悪影響を与えるとしています。ペースの目安として、米国疾病対策センター(CDC)は、1週間に1〜2ポンド(約0.45〜0.91kg)のゆるやかで一定のペースで減らした人のほうが、速く減らした人より体重を維持できているとしています。たんぱく質は多いほどよいわけではなく、厚生労働省の運動ガイドは、1日の総たんぱく質摂取量が体重1kg当たり1.3gを超えると筋量増加の効率が悪くなり、必要な量以上の摂取は腎機能をはじめとする健康障害のリスクが高くなる可能性があるとしています。
米国疾病対策センター(CDC)「Steps for Losing Weight」 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」INFORMATION 8「身体活動とエネルギー・栄養素について」体組成計と米軍式計算式どちらが正確?
結論:どちらも推定値で、測り方が違うので数字は一致しません。家庭用の体組成計(生体インピーダンス法)は体水分の分布に測定精度が左右され、姿勢・運動・入浴・発汗・水分摂取・測定時間帯・生理周期などの影響を受けます。他人と比べず、同じ条件で経時的な変化をみていくのが基本です(厚生労働省「身体組成の評価」)。体脂肪率の正確な測定は困難で、一定の誤差があることを理解したうえで、目安のひとつとして測定値の増減の傾向を把握します(e-ヘルスネット)。米軍式は巻き尺で測った周囲径からの推定なので、測る位置と巻き尺の当て方で変わります。米陸軍は伸びる素材の巻き尺を、時間がたつと測定が不正確になるとして禁じています。
キャリパー法・インピーダンス法・DEXA法の違いは?
結論:体脂肪の測定法は、水中体重秤量法・空気置換法(密度法)、DEXA法(二重エネルギーX線吸収法)、生体インピーダンス法、皮下脂肪厚法(キャリパー法)、CT法・MRI法に分けられます(厚生労働省「身体組成の評価」)。このうち水中体重秤量法や空気置換法は最も正確に測定できるといわれますが、コストが高く、測定機器が数少ない研究機関にしかないため一般的ではありません(健康長寿ネット)。家庭用の体組成計(生体インピーダンス法)の推定式は、通常DEXA法を基準に作られています。キャリパー法は指定された部位の皮下脂肪をつまんで厚さを測る方法で、測定者によって誤差が生じることがあります。
体脂肪率を1ヶ月で減らせる目安は?
結論:「1か月で体脂肪率を何%下げる」という公的な基準は確認できていません。日本の公的資料で示されているのは体重の割合の目標で、厚生労働省 e-ヘルスネットは3〜4%の緩やかな減量でも検査値の異常は改善するとしています。体脂肪率で考えるときは、体重の1%と体脂肪率1ポイントが別物である点に注意してください。除脂肪体重が変わらないとすると、体重65kg・体脂肪率28%の人が体脂肪率を1ポイント下げるには、脂肪を約0.89kg減らす計算になります(体重の1%=0.65kgではありません)。
厚生労働省 e-ヘルスネット「肥満・メタボリックシンドローム予防の食事」痩せ型なのに体脂肪率が高いのは?(隠れ肥満)
結論:BMIは標準でも、筋肉や骨と比べて脂肪が多い状態=体脂肪率が高い状態は「隠れ肥満」と呼ばれ、最近の若い女性に多く見られると厚生労働省 e-ヘルスネットは説明しています。体重が軽くても体脂肪率が高い状態は、健康疾患を発症するリスクが高いといえます(健康長寿ネット)。ただし「体脂肪率が何%以上なら隠れ肥満」という数値の基準は、公的な資料では確認できていません。体脂肪率が高いかどうかは、上の平均的な範囲(男性18〜24%・女性25〜31%)と比べてください。
体脂肪率6%未満は危険?アスリートでも低すぎる?
結論:米国運動協議会(ACE)は、男性で6%未満、女性で14%未満の体脂肪率は危険なほど低い可能性があるとしています。体脂肪にはエネルギーの貯蔵庫としての働きのほか、保温・脂肪代謝・ホルモン代謝などの役割があり、少なすぎると皮膚や髪のつやが無くなったり、月経異常や体調不良を起こしたりする原因になるとされています(健康長寿ネット)。
関連ツール
本ツールは概算値です。実際の体脂肪率は専門機器(DEXA・BOD POD等)の測定結果と異なる場合があります。健康上の懸念は医師・管理栄養士にご相談ください。