残業代計算アプリの選び方【2026年版】
アプリを選ぶ前の考え方と、アプリ不要のブラウザ版の簡易計算をまとめました。簡易計算は通常の法定時間外労働(月60時間までは25%、超過分は50%)だけを試算します。
アプリDL不要・ブラウザで今すぐ計算
インストール不要。割増賃金の算定基礎になる月額賃金と、法定時間外労働の時間を入力すると残業代を試算します。
基本給や諸手当のうち、割増賃金の計算に含める部分の合計です。家族手当・通勤手当・別居手当・子女教育手当・住宅手当などは、名称ではなく支給の実態に基づいて除外できるかが決まります。勤務先の賃金規程等で確認してください。
月ごとの所定労働日数ではなく、1年間の平均で出します。1日8時間・年間所定労働日数が252日なら、252×8÷12=168時間です。
1日8時間・週40時間を超えた時間です。深夜・休日の労働時間は含めないでください。
深夜・休日の割増と、重なった場合の率は、この簡易計算には含めていません。下記の本格ツールもあわせてご利用ください。
本格計算ツールを使う残業代計算アプリを選ぶときの見方
このページでは、特定のアプリ・サービスの現行の対応OS、機能、料金、無料で使える範囲を確認できていません。そのため比較表と製品の推奨は載せていません。選ぶときは、各サービスの公式ページで現行の情報を確認してください。
- 割増の種類に対応しているか: 法定時間外、深夜、法定休日、月60時間超、それぞれが重なった場合の率まで計算できるか。
- 算定基礎の賃金を入力できるか: 除外できる手当を分けて入力でき、1年間の1か月平均所定労働時間で時給換算しているか。
- 端数処理が就業規則と合うか: 勤務先の賃金規程の丸め方に合わせられるか。
- 記録を書き出せるか: 後から日付と時刻の一覧を出力できるか。
割増賃金の基礎賃金と平均所定労働時間
割増賃金の算定基礎になる1時間あたりの賃金は、月給制なら「月額賃金 ÷ 1年間の1か月平均所定労働時間」で求めます。月ごとの所定労働日数で割ると、月によって時給が変わってしまいます。
算定基礎から除外できる手当(家族手当、通勤手当、別居手当、子女教育手当、住宅手当など)は、名称にかかわらず、実際の支給の仕方で判断されます。
深夜・休日の割増率
深夜労働(午後10時から午前5時)は、通常の賃金に25%以上を加算します。重なる場合の率は次のとおりです。法定外休日の労働は、一律に35%というわけではありません。
- 法定時間外 + 深夜: 50%以上
- 月60時間を超える法定時間外 + 深夜: 75%以上
- 法定休日 + 深夜: 60%以上
このページの簡易計算は、通常の法定時間外労働(月60時間までは25%、超過分は50%)だけを試算します。
アプリ vs ブラウザツール:どちらを選ぶ?
- 今すぐ1回だけ確認したい
- インストールしたくない
- URLで結果を共有したい
- 個人情報を入力したくない
- 毎日の時間を記録して集計したい
- 複数月の履歴を管理したい
- 会社全体で勤怠管理したい
- 給与計算ソフトと連携したい
ツールで計算した残業代と給与明細の残業代に差額がある場合、未払いの可能性があります。使用者は、タイムカードやPCの使用時間の記録などの客観的な記録を基礎に労働時間を確認することとされています。ガイドラインは裁判上の証拠の優先順位を定めておらず、記録方法だけで証拠力を一律に順位付けすることはできません。自分で付けた記録も、補助資料として相談時に役立ちます。
各OS別の詳細ページ
よくある質問
残業代計算アプリとブラウザツールの違いは何ですか?
結論:1回だけ試算するならブラウザツール、毎日の時間を記録するならアプリが向いています。アプリはインストールが必要ですが、履歴の保存や通知を使える製品があります。ブラウザツールはインストール不要で、スマホ・PCどちらでも使えます。
無料で使える残業代計算アプリはありますか?
結論:このページでは、特定のアプリの対応OS・機能・料金・無料利用条件を確認できていないため、製品名での推奨はしていません。アプリを選ぶときは、各サービスの公式ページで現行の対応OSと料金、無料で使える範囲を確認してください。ブラウザ版なら、計算ナビの残業代計算ツールが無料・登録不要で使えます。
残業代計算アプリで深夜残業や休日出勤も計算できますか?
結論:アプリによって異なるため、各アプリの公式情報で確認してください。深夜労働は通常の賃金に25%以上を加算します。法定時間外と深夜が重なると通常50%以上、月60時間を超える法定時間外と深夜が重なると75%以上、法定休日と深夜が重なると60%以上です。法定外休日は一律35%ではありません。このページの簡易計算は、通常の法定時間外労働(月60時間までは25%、超過分は50%)だけを試算します。
残業代計算はアプリとExcelテンプレートのどちらが便利ですか?
結論:毎日の時間を記録して自動集計したいならアプリ、複数人・複数月を柔軟に管理したいならExcelが向いています。1回だけ確認するならブラウザツールが手軽です。
残業代が未払いの場合、アプリの記録は法的証拠になりますか?
結論:記録方法だけで証拠力を一律に順位付けすることはできません。使用者は、始業・終業時刻を客観的な記録(タイムカード、PCの使用時間の記録等)などを基礎として確認することとされています(厚労省「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」)。このガイドラインは、裁判上の証拠の優先順位を定めたものではありません。未払いの請求は、弁護士または労働基準監督署にご相談ください。 厚労省ガイドライン(PDF)
残業代の時効は何年ですか?
結論:賃金請求権の消滅時効は、労働基準法の本則では5年ですが、当分の間は3年です(労働基準法第115条・附則)。各賃金の支払期日から数えます。時効の完成猶予・更新などの仕組みがあるため、経過した期間だけで請求できないとは断定できません。早めに弁護士または労働基準監督署へ相談してください。 厚労省 賃金請求権の時効
このページの根拠(公的データ):
関連ツール・ページ
本ページの内容は公開情報をもとにした概要です。各アプリの最新の機能・料金・対応OSは各サービスの公式HPでご確認ください。計算結果は目安であり、実際の残業代は就業規則・労働契約により異なります。
このツールで扱わないこと
- 計算するのは、通常の法定時間外労働(月60時間までは25%、超過分は50%)だけです。深夜、法定休日、およびそれらが重なった場合の割増率は計算しません。
- 算定基礎に含める賃金は、入力した金額をそのまま使います。除外できる手当かどうかの判定はしません。
- 特定のアプリ・サービスの対応OS、機能、料金、無料利用条件は確認していないため、比較や推奨はしていません。
- 変形労働時間制、固定残業代、代替休暇、時効の判断などの個別の事情は計算に入れていません。正確な金額は、勤務先の人事・労働基準監督署・弁護士などの窓口でご確認ください。