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退職金計算ツール(エクセル不要)

基本給連動型・ポイント制・別テーブル方式の3方式に対応。勤続年数と基本給を入力するだけで退職金の概算・退職所得控除・税額を即時計算。ブラウザ計算はVLOOKUP・IF関数不要、就業規則への組み込みには数式入りExcelテンプレート(無料ダウンロード)が使えます。

退職金計算シミュレーター.xlsx 無料・登録不要

Excelファイルをダウンロード(.xlsx)

基本給連動型・ポイント制・別テーブル方式の3方式に対応。方式を選ぶと退職金概算額・退職所得控除・税額・手取りが自動計算されます。就業規則への組み込み・HR部門での共有・保管にご利用ください。

こんな方向け:退職前に自分の退職金を試算したい方、人事担当者が退職金規程をExcelで管理している方、退職金のExcel関数の書き方を知りたい方、iDeCo受取との組み合わせ節税を考えている方

計算方式を選択

万円
年

支給月数は編集部が置いた説明用の仮定表です(厚労省調査の実測値ではありません)。実際の見込額には、勤務先の退職金規程の月数・単価を使ってください。表は勤続3年以上が対象で、勤続年数以下で最も近い行の月数を使います(4年なら3年の行)。

役員等として在職期間が5年以下の場合はチェックしてください。国税庁No.2725に基づき1/2圧縮を適用しません。チェックなしで勤続5年以下のときは、役員等以外の短期退職手当等として、退職所得控除後300万円を超える部分に1/2を適用しない計算になります。

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ダウンロードできるExcelファイルの中身

上のボタンからダウンロードできる「退職金計算シミュレーター.xlsx」は、以下の2シートで構成されています。すべて数式入りで、黄色いセル(入力欄)に数値を入れると自動で再計算されます。

シート名 内容
使い方 入力セル・出力セルの見方、計算根拠(国税庁No.1420・No.2732・No.2725の出典URL)、注意事項
退職金シミュレーター 計算方式(基本給連動型/ポイント制/別テーブル方式)をドロップダウンで選択し、退職金概算額・退職所得控除額・課税退職所得・概算税額・手取り概算を自動計算。支給月数・表の行・控除額・適用した課税方式(通常/役員等5年以下/短期退職手当等)など内部計算の内訳も表示

退職金の3つの計算方式とExcel関数(VLOOKUP・IF・MIN・MAX)の使い方

退職金の計算方式によって、Excelで管理する場合に使う関数が異なります。それぞれの方式と、対応するExcel関数の書き方を解説します。ダウンロード版の.xlsxにはこれらの数式がすでに組み込まれています。

1. 基本給連動型

退職時の基本給に、勤続年数・退職事由に応じた支給率を掛け合わせて算出する方式です。

計算式:基本給 × 支給月数(勤続年数・退職事由別の表から取得)

Excel関数の書き方(基本給連動型)
  • 支給率テーブル参照:=VLOOKUP(勤続年数, 支給率テーブル, 2, TRUE)
  • 退職事由別の月数:退職事由ごとに列を分け、=VLOOKUP(勤続年数, 支給月数テーブル, 退職事由の列番号, TRUE)で直接取得(倍率で換算しない)
  • 退職金合計:=基本給*支給月数

VLOOKUPの第4引数にTRUEを指定すると、勤続年数以下で最も大きい行を返します(4年なら3年の行)。このページの計算ツールも同じ向きで検索します。

2. ポイント制

在職中に毎年ポイントを付与(職能等級・役職・勤続年数に応じる)し、退職時の累計ポイント×単価で計算します。

計算式:累計ポイント × ポイント単価(円)

Excel関数の書き方(ポイント制)
  • 等級別ポイント参照:=VLOOKUP(等級, 等級ポイントテーブル, 2, FALSE)
  • 年度別ポイント累計:=SUMIF(年度列, "<="&退職年度, ポイント列)
  • 退職金合計:=累計ポイント * ポイント単価

VLOOKUPの第4引数にFALSEを指定することで等級コードの完全一致検索ができます。

3. 別テーブル方式

勤続年数と職位グレードに応じた支給金額を、退職金規程テーブルから直接参照する方式です。

計算式:テーブル金額(勤続年数で決まる)× グレード係数

Excel関数の書き方(別テーブル方式)
  • 2次元テーブル参照(INDEX+MATCH):=INDEX(金額テーブル, MATCH(勤続年数,年数行,0), MATCH(グレード,グレード列,0))
  • 代替(VLOOKUP + 列指定):=VLOOKUP(勤続年数, テーブル, グレード列番号, TRUE)
  • 退職金合計:=INDEX結果(規程に退職事由別の係数があるときは、その係数を別途掛けます。このページの計算ツールでは使いません)

行=勤続年数・列=グレードの2次元テーブルにはINDEX+MATCHの組み合わせが最も柔軟です。

厚生労働省「就労条件総合調査」(退職金制度の実態)

勤続年数別 支給月数の仮定表(基本給連動型・説明用)

以下は編集部が置いた説明用の仮定表です。厚生労働省の調査の実測支給率ではなく、「一般的な支給率」でもありません。実際の見込額には、勤務先の退職金規程の月数・単価を使ってください。計算ツールは、勤続年数以下で最も近い行(4年なら3年の行)の月数を使います。

勤続年数 定年退職 会社都合 自己都合
3年3.0ヶ月分3.0ヶ月分1.5ヶ月分
5年5.5ヶ月分5.5ヶ月分3.0ヶ月分
10年14.0ヶ月分14.0ヶ月分8.0ヶ月分
15年23.0ヶ月分23.0ヶ月分15.0ヶ月分
20年34.0ヶ月分34.0ヶ月分23.0ヶ月分
25年44.0ヶ月分44.0ヶ月分31.0ヶ月分
30年以上50.0ヶ月分50.0ヶ月分35.0ヶ月分

退職所得控除の自動計算式(ExcelのIF・MAX関数対応)

退職金は「退職所得」として分離課税されます。退職所得控除が適用されます。勤続年数は1年未満の端数を切り上げた整数で数えます。

勤続年数 退職所得控除額 Excelでの計算式(A1=勤続年数)
20年以下 max(80万円, 40万円 × 勤続年数) =MAX(400000*A1, 800000)
20年超 800万円 + 70万円 × (勤続年数 − 20年) =8000000+700000*(A1-20)
Excelで退職所得控除を1つのセルで計算する式
=IF(A1<=20, MAX(400000*A1, 800000), 8000000+700000*(A1-20))

1/2前の金額:=MAX(0, 退職金-上記控除額) 課税退職所得金額(一般の場合):=INT(MAX(0, 退職金-控除額)*0.5/1000)*1000

課税退職所得金額 = (退職金 − 退職所得控除)× 1/2(1,000円未満切り捨て)に対して所得税・住民税が課税されます。

役員等で勤続5年以下の場合は1/2の圧縮が適用されません(国税庁No.2725)。上のツールで「役員等で勤続5年以下」にチェックすると対応した計算が行われます。

役員等以外でも勤続年数5年以下の短期退職手当等は、退職所得控除後の金額のうち300万円を超える部分に1/2が適用されません(国税庁No.2732)。例えば退職金500万円・勤続3年(役員等以外)なら、控除額120万円を引いた380万円のうち300万円までは1/2の150万円、超える80万円はそのままで、課税退職所得金額は230万円です。

国税庁 No.1420 退職金を受け取ったとき(退職所得控除) 国税庁 No.2725 退職所得となるもの

iDeCo10年ルール(2026年1月改正)と退職金受取の注意点

退職金と確定拠出年金(iDeCo・企業型DC)の老齢給付金の一時金を両方受け取る場合、退職所得控除は勤続・加入期間の重複に応じて調整されます。2026年1月から、DC一時金を先に受け取る場合の調整対象が広がりました。この通算による控除の調整は、このページの計算ツールとExcelでは計算しません。該当する方は税額をこのまま使わないでください。

受け取りの順序 以前 現行(2026年1月以後に受け取ったDC一時金)
退職金 → DC一時金(退職金を先に受取) 前年以前19年内の退職手当等との期間重複を調整 変わらず前年以前19年内(暦年の差が20年以上なら調整の対象外)
DC一時金 → 退職金(DC一時金を先に受取) 前年以前4年内(暦年の差が5年以上なら調整の対象外) 前年以前9年内に拡大(暦年の差が10年以上なら調整の対象外)
DC一時金のみ この調整はなし この調整はなし

実務上のポイント:判定は受け取った暦年と勤続・加入期間の重複で決まります。例えば2030年にDC一時金、2035年に退職金なら9年内で調整の対象、2040年なら9年内の対象外です。同じ年に受け取る場合や、先に受け取った額が退職所得控除額に満たない場合には別の調整があります。個別の判定は税務署または勤務先にご確認ください(国税庁No.2732)。

freee「退職所得控除の見直し・iDeCo10年ルール解説」

よくある質問

退職金計算のExcelファイルをダウンロードできますか?

結論:本ページ上部のダウンロードボタンから「退職金計算シミュレーター.xlsx」を無料・登録不要で入手できます。基本給連動型・ポイント制・別テーブル方式の3方式に対応した数式入りファイルで、黄色いセルに数値を入れると退職金概算額・税額・手取り額が自動計算されます。

退職金の計算方式はどれが一般的ですか?

結論:厚生労働省「就労条件総合調査」によると、最も多いのはポイント制(勤続・職能ポイントの積み上げ)、次いで基本給連動型(退職時の基本給×支給率)、別テーブル方式(勤続年数ごとに金額を規定)の順です。

退職金計算でExcelのVLOOKUP関数を使う場面は?

結論:別テーブル方式では勤続年数ごとの支給率テーブルを=VLOOKUP(勤続年数,支給率テーブル,2,TRUE)で検索するのが一般的です。近似一致は勤続年数以下で最も大きい行を返します。ポイント制ではSUMIFやVLOOKUPを組み合わせてポイントを管理します。計算ナビのツールではVLOOKUP不要でブラウザ上で自動計算できます。

退職所得控除の計算式はExcelでどう書きますか?

結論:=IF(A1<=20, MAX(400000*A1,800000), 8000000+700000*(A1-20))(A1=勤続年数)。20年以下は40万×勤続年数(最低80万円)、20年超は800万円+70万円×(勤続年数-20年)です(国税庁No.1420)。

退職金は自己都合と会社都合で変わりますか?

結論:企業の規程によっては、自己都合退職の支給率を会社都合退職より低く設定しています。割合は会社ごとに異なるため、就業規則の退職金規程で確認してください。このページの支給月数は説明用の仮定表です。

役員の退職金に1/2課税は適用されますか?

結論:役員等としての勤続年数が5年以下の場合、1/2課税が適用されません(2012年改正・国税庁No.2725)。(退職金−退職所得控除)の全額が課税退職所得になります。勤続6年以上の役員は通常の1/2課税が適用されます。役員等以外の勤続5年以下は、控除後300万円を超える部分だけ1/2が適用されません(国税庁No.2732)。

iDeCoと退職金を両方受け取る際の10年ルールとは?

結論:2026年1月1日以後に受け取ったDC(iDeCo・企業型DC)の一時金を先に、一般の退職手当等を後に受け取る場合、調整対象が前年以前4年内から9年内に広がりました(暦年の差が10年以上なら対象外)。順番が逆なら前年以前19年内です。調整は勤続・加入期間の重複で決まり、このページの計算ツールとExcelは計算しません。

退職金にかかる税金はどうやって計算しますか?

結論:①退職所得控除を計算→②(退職金-控除額)×1/2=課税退職所得金額(役員等5年以下は1/2なし、役員等以外の勤続5年以下は控除後300万円超の部分は1/2なし。1,000円未満切り捨て)→③所得税率(5〜45%・7段階の速算表)を適用→④×1.021(復興特別所得税、1円未満切り捨て)→⑤住民税は市町村民税6%・道府県民税4%をそれぞれ100円未満切り捨てて合算。退職所得の住民税は支払われた年に分離課税され、前年の所得に対する住民税とは別です。

退職金は確定申告が必要ですか?

結論:退職時に「退職所得の受給に関する申告書」を勤務先に提出すれば、源泉徴収のみで原則として確定申告不要です(国税庁)。申告書を提出しなかった場合は20.42%の源泉徴収がかかり、確定申告で精算が必要になります。

ExcelとブラウザツールのどちらがVLOOKUP関数なしで退職金を計算できますか?

結論:このページのブラウザツールならVLOOKUPやIF関数の入力不要で退職金の概算が計算できます。ダウンロード版のExcelテンプレートも数式入りなので関数の入力は不要です。自社規程に合わせて数式を編集したい場合や、就業規則への組み込み・HR部門での共有・保管にはExcel版が向いています。

ポイント制退職金のExcel管理方法は?

結論:毎年の等級・役職に応じたポイントをExcelシートの行で管理し、=SUMIFで累計を算出します。VLOOKUP関数で等級テーブルからポイント付与数を自動参照する設計が一般的です。ポイント単価×累計ポイントが退職金総額になります。

退職金の見込額を将来シミュレーションするには?

結論:現在の基本給・昇給率・定年年齢から定年時の退職金見込額を試算するには、退職金見込額計算ツールをご利用ください。基本給の昇給を加味した長期シミュレーションが可能です。

関連ツール・ページ

国税庁 No.1420 退職金を受け取ったとき(退職所得控除) 国税庁 No.2725 退職所得となるもの 国税庁 No.2732 退職所得の源泉徴収税額の速算表 厚生労働省「就労条件総合調査」(退職金制度の実態) Microsoft Excel VLOOKUP関数 公式ヘルプ freee「iDeCo10年ルール・退職所得控除の見直し解説」
計算ナビ 編集部|最終更新: 2026年10月12日| 参考: 厚生労働省「就労条件総合調査」、 国税庁「No.1420 退職金を受け取ったとき」、 国税庁「No.2725 退職所得となるもの」、 国税庁「No.2732 退職所得の源泉徴収税額の速算表」
このツールで扱わないこと
確定拠出年金(iDeCo・企業型DC)の一時金との通算による控除の調整、障害を原因とする退職(控除額に100万円が加算されます)、同じ年や過去の年に受け取った他の退職手当等との重複、一般・短期・特定役員退職手当等の混在、勤続年数に1年未満の端数がある場合の切り上げ(整数で入力してください)は計算しません。該当する場合はこの税額を使わないでください。
免責事項
本ツールは目安計算です。支給月数・グレード係数は説明用の仮定で、実際の退職金額・税額は就業規則・退職金規程・税理士にご確認ください。支給率・ポイント単価は企業により大きく異なります。

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