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退職金見込額・支給率 計算ツール

今の基本給・昇給率・勤続年数と、勤務先の退職金規程に書かれた支給月数から、定年時の退職金見込額と、今退職した場合の額を計算します。

こんな方向け:将来の退職金を今から試算したい方、転職・早期退職を検討中の方。勤務先の退職金規程(支給率表)を手元に用意してください。

入力情報

歳
歳
年
万円
%/年

昇給がない場合は0を入力。定年時の基本給の推計にだけ使います(当サイトの仮定の入力です)。

か月分

退職金規程の支給率表で、定年時の勤続年数(現在の勤続年数+定年までの年数)に当たる月数を入れてください。

か月分

2つの支給月数のどちらか1つ以上を入れると計算します。

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退職金見込額の計算方法(基本給連動型)

退職金の見込額は、以下のステップで計算します。

  1. 定年時の基本給を推計:現在の基本給 × (1 + 昇給率)^定年までの年数
  2. 支給月数を退職金規程で確認:勤続年数と退職事由(定年・会社都合・自己都合など)に対応する月数
  3. 退職金見込額を算出:退職時の基本給 × 支給月数
ポイント:支給月数に全国共通の表はありません。ポイント制・別テーブル型・DC/DB型は計算方式が異なります。退職金計算ツール一覧で方式別のツールをご確認ください。

退職事由別の平均退職給付額と月収換算(厚生労働省 令和5年調査)

厚生労働省「令和5年就労条件総合調査」の第22表です。対象は常用労働者30人以上を雇用する民営企業で、退職給付(一時金・年金)制度がある企業は74.9%、ない企業は24.8%です。下の表は令和4年1年間の勤続20年以上かつ45歳以上の退職者(大学・大学院卒・管理・事務・技術職)の平均です。

退職事由 退職時の所定内賃金(月額) 平均退職給付額 月収換算
定年 526千円 1,896万円 36.0か月分
会社都合 623千円 1,738万円 27.9か月分
自己都合 476千円 1,441万円 30.3か月分
早期優遇 567千円 2,266万円 39.9か月分

※ 退職給付額は、退職一時金額と年金現価額の合計です(一時金のみの制度なら一時金額)。月収換算は退職時の所定内賃金に対する退職給付額の割合で、基本給に掛ける規程の支給月数とは違います。退職事由ごとに対象者の勤続年数や賃金が違うため、同じ人の自己都合と定年の比率としては使えません。勤続20年未満の人の目安には使えません。

勤続年数別 大卒定年退職者の平均退職給付額(第23表)
勤続年数 平均退職給付額(制度計)
20〜24年 1,021万円
25〜29年 1,559万円
30〜34年 1,891万円
35年以上 2,037万円

※ 大学・大学院卒(管理・事務・技術職)・勤続20年以上かつ45歳以上の定年退職者。企業規模別・業種別の金額は、このページでは載せていません。

厚生労働省「令和5年就労条件総合調査」結果の概況 4 退職給付(一時金・年金)の支給実態(第22表・第23表) 厚生労働省「令和5年就労条件総合調査」結果の概況 3 退職給付(一時金・年金)制度 厚生労働省「令和5年就労条件総合調査」調査の概要

中退共(中小企業退職金共済)加入企業の見込額

中退共加入企業の場合、退職金は中退共から従業員に直接支払われます。見込額の確認方法は以下の通りです。

厚生労働省「中退共の退職金額表」 厚生労働省「中小企業退職金共済制度」(掛金月額)

iDeCo10年ルール(2026年1月改正)と退職金見込額の設計

2026年1月1日以後に支払を受ける確定拠出年金(iDeCo・企業型DC)の一時金について、その後に受け取る退職金との重複調整の期間が延びました。判定は受け取った「年」で行い、差し引かれるのは勤続期間と加入期間などが重なった部分です(国税庁 No.2732)。

受け取りの順序 重複調整の対象になる期間
退職金を先に受け取り、その後DC一時金 DC一時金を受け取る年の前年以前19年内に受け取った退職金(改正前から同じ)
DC一時金を先に受け取り、その後退職金 退職金を受け取る年の前年以前9年内に受け取ったDC一時金(2026年1月1日以後の支払のもの。それより前の支払は4年内)

例:2026年にiDeCo一時金を受け取った場合、2036年以後に受け取る退職金は調整の対象外です。くわしくは 退職金計算ツール一覧 の解説をご覧ください。

国税庁 No.2732 退職手当等に対する源泉徴収(前年以前9年内・19年内)

退職所得控除との関係(税額の概算)

退職金には大きな所得控除があります。退職所得控除を差し引いた後の1/2が原則の課税対象です(役員等勤続年数5年以下の特定役員退職手当等と、勤続5年以下の短期退職手当等は扱いが違います)。

勤続年数 退職所得控除額
20年以下 40万円 × 勤続年数(80万円に満たない場合は80万円)
20年超 800万円 + 70万円 × (勤続年数 − 20年)

障害者になったことが直接の原因で退職した場合は、控除額に100万円を加えます。たとえば勤続38年の退職所得控除額は800万円 + 70万円 × 18年 = 2,060万円です。調査の平均退職給付額には年金現価額も含まれ、勤続35年以上の平均(大卒定年2,037万円)は勤続38年の平均でもないため、これと控除額を比べて非課税かどうかは判断できません。

詳しい税額計算は 退職所得控除・所得税計算ツール をご利用ください。

国税庁 No.1420 退職金を受け取ったとき(退職所得控除・障害者の加算)

よくある質問

退職金の見込額はどうやって計算しますか?

結論:基本給連動型の退職金なら「退職時の基本給×退職金規程の支給月数(勤続年数・退職事由ごと)」です。このツールは、今の基本給に昇給率を複利で掛けて定年時の基本給を推計し、あなたが入れた支給月数を掛けます。支給月数は会社ごとに違うため、勤務先の退職金規程で確認してください。

自己都合退職の支給率は何%ですか?

結論:勤務先の退職金規程で決まり、全国共通の率はありません。参考として、厚生労働省「令和5年就労条件総合調査」の勤続20年以上かつ45歳以上の退職者(大学・大学院卒の管理・事務・技術職)では、退職時の所定内賃金に対する退職給付額の割合(月収換算)が、定年36か月分、会社都合27.9か月分、自己都合30.3か月分、早期優遇39.9か月分です。退職事由ごとに対象者の勤続年数や賃金が違うため、同じ人の自己都合と定年の比率としては使えません。

勤続3年で退職した場合の退職金はいくらですか?

結論:勤務先の退職金規程次第です。厚生労働省の調査の平均額は勤続20年以上かつ45歳以上の退職者だけの集計なので、勤続3年の目安には使えません。また、常用労働者30人以上を雇用する民営企業のうち、退職給付(一時金・年金)制度がない企業は24.8%です(令和5年就労条件総合調査)。

退職金の見込額を会社に確認できますか?

結論:退職手当の定めをする場合、その計算方法などは就業規則(退職金規程)に書く事項で(労働基準法第89条第3号の2)、使用者は就業規則を労働者に周知しなければなりません(同法第106条)。人事・総務の担当者に退職金規程の場所を聞いてください。中退共に加入している会社なら、掛金月額と掛金納付月数から退職金額表で確認できます。

退職金見込額は確定申告に関係しますか?

結論:退職時に「退職所得の受給に関する申告書」を勤務先に提出していれば、所得税等が源泉徴収されるため、原則として確定申告は必要ありません。提出していないと支払金額の20.42%が源泉徴収され、確定申告で精算します(国税庁 No.1420)。

大卒定年退職の平均退職金はいくらですか?

結論:厚生労働省「令和5年就労条件総合調査」(常用労働者30人以上を雇用する民営企業が対象)では、令和4年1年間に退職した勤続20年以上かつ45歳以上の定年退職者の平均退職給付額は、大学・大学院卒(管理・事務・技術職)で1,896万円です。退職一時金額と年金現価額の合計で、企業規模別・業種別の金額はこのページでは載せていません。

iDeCo10年ルールとは何ですか?

結論:先に受け取った確定拠出年金(iDeCo・企業型DC)の一時金が2026年1月1日以後の支払である場合、その後に退職金を受け取る年の「前年以前9年内」に受け取ったものが勤続期間の重複調整の対象になった改正です(改正前は4年内)。控除がすべて使えなくなるのではなく、勤続期間と加入期間などが重なった年数分の控除額が差し引かれます(国税庁 No.2732)。

中退共加入企業の退職金見込額はどうやって調べますか?

結論:中退共(中小企業退職金共済)の基本退職金は、掛金月額と掛金納付月数で決まり、公式の退職金額表で確認できます(厚生労働省)。会社に加入状況と掛金月額を確認してから、当サイトの中退共の退職金計算で額を見てください。

会社都合退職と自己都合退職で退職金はどれだけ違いますか?

結論:勤務先の退職金規程の支給月数で決まります。参考として、令和5年就労条件総合調査の大学・大学院卒(管理・事務・技術職、勤続20年以上かつ45歳以上)の平均退職給付額は、会社都合1,738万円、自己都合1,441万円です。対象者の勤続年数や賃金が違うため、この差を同じ人の差として読むことはできません。

このツールで扱わないこと

  • 支給月数は計算しません。勤務先の退職金規程の値を入れてください(全国共通の支給率表はありません)。
  • ポイント制・別テーブル型・確定拠出年金・確定給付企業年金・中退共の退職金は、この計算式では出せません。
  • 昇給率は一定と仮定します。昇格・降給・規程の改定・定年後の再雇用は計算に入れていません。
  • 退職金にかかる税金・手取りは計算しません(退職所得控除・所得税計算ツールで計算できます)。

関連ツール

計算ナビ 編集部|最終更新: 2026年10月12日| 参考: 厚生労働省「令和5年就労条件総合調査」、 国税庁「No.1420 退職金を受け取ったとき」、 国税庁「No.2732 退職手当等に対する源泉徴収」、 労働基準法 第89条・第106条(e-Gov法令検索)
免責事項
本ツールは、入力した支給月数と昇給率の仮定による目安計算です。実際の退職金額は就業規則・退職金規程・退職事由により異なります。iDeCo10年ルール等の最新税制は国税庁・厚生労働省の情報をご確認ください。税務上の判断は税理士にご相談ください。

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