筋肉量計算ツール(無料)
体重と体脂肪率から、除脂肪体重(筋肉・骨・水分など)と体脂肪量を計算します。体組成計に四肢(腕と脚)の筋肉量が表示される場合は、その値からSMI(骨格筋指数)を出し、AWGS 2019の筋肉量の基準と比べられます。
体組成計で測った値を入れてください。わからない場合は体脂肪率計算(巻き尺法)で目安を出せます。
体組成計に表示される腕と脚の筋肉量の合計です。入れるとSMIを計算します(体脂肪率だけでは計算できません)。
※ AWGS 2019 では、筋肉量の低下だけではサルコペニアと判定しません。筋力(握力)か身体機能(歩行速度など)の低下もあわせて見ます。正式な診断は医療機関で行ってください。
除脂肪体重とSMIの計算式
体脂肪量
体脂肪量 = 体重 × 体脂肪率 ÷ 100
55 × 25 ÷ 100 = 13.75 kg
除脂肪体重
除脂肪体重 = 体重 − 体脂肪量
55 − 13.75 = 41.25 ≒ 41.3 kg
SMI(骨格筋指数)
SMI = 四肢骨格筋量(両腕両脚の筋肉量)÷ 身長(m)²
身長158cmなら 四肢骨格筋量 ÷ 2.4964
【訂正】本ツールは2026年9月24日の更新まで、除脂肪体重を身長²で割った値をSMIとして表示し、四肢骨格筋量に対するAWGS 2019の基準と比べていました。上の例では16.5となり、基準(女性5.7)をほぼ誰も下回らないため、筋肉量が少ない方にも「正常範囲」と表示していました。お詫びして訂正します。
健康長寿ネット(長寿科学振興財団)「サルコペニアの診断」AWGS 2019 のサルコペニアの基準
AWGS 2019 は、アジアのサルコペニアの診断基準で、日本サルコペニア・フレイル学会も推奨しています。筋肉量の低下が必須で、そのうえで筋力か身体機能が低下していればサルコペニア、両方なら重症サルコペニアです。
| 項目 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 筋肉量 SMI(BIA法) | 7.0kg/m²未満 | 5.7kg/m²未満 |
| 筋肉量 SMI(DXA法) | 7.0kg/m²未満 | 5.4kg/m²未満 |
| 筋力 握力 | 28kg未満 | 18kg未満 |
| 身体機能 | 6m歩行速度 1m/秒未満・5回椅子立ち上がり 12秒以上・SPPB 9点以下 のいずれか | |
| ふるい分け(下腿周囲長) | 34cm未満 | 33cm未満 |
使い方(3ステップ)
- 性別・体重・体脂肪率・身長を入力:除脂肪体重と体脂肪量が出ます。
- 体組成計に四肢の筋肉量が表示される場合は入力:SMIが出ます。
- 測り方(BIA法・DXA法)を選ぶ:AWGS 2019 の筋肉量の基準と比べます。
よくある質問
除脂肪体重(LBM)とは何ですか?
結論:除脂肪体重(除脂肪量)は、体重から体脂肪量を引いた残りで、筋肉のほか骨・内臓・水分なども含みます。計算式は 体重 × (1 − 体脂肪率 ÷ 100) で、体重55kg・体脂肪率25%なら41.3kgです。筋肉だけの量ではありません。
SMIとは何ですか?
結論:SMI(骨格筋指数)は、両腕両脚の筋肉量(四肢骨格筋量)を身長(m)の2乗で割った値です。体重と体脂肪率だけからは計算できません。AWGS 2019(アジアのサルコペニアの基準・日本サルコペニア・フレイル学会も推奨)は、体組成計(BIA法)で測った場合、男性7.0・女性5.7kg/m²未満を筋肉量の低下としています。
DXA法とBIA法の違いは何ですか?
結論:どちらも四肢の筋肉量を測れますが、AWGS 2019 の基準は測り方で違い、女性はDXA法で5.4・BIA法で5.7kg/m²未満、男性はどちらも7.0kg/m²未満です。DXA法は2種類のX線で身体組成を測る方法で、医療機関や健康診断で行われます。BIA法(生体インピーダンス法)は微弱な電流の流れにくさから推定する方法で、家庭用の体組成計にも使われ、姿勢・運動・入浴・水分摂取・測定時間帯などの影響を受けます。
厚生労働省「身体組成の評価」(PDF)SMIが測れる体組成計はどれを選べばいいですか?
結論:腕と脚の筋肉量(四肢の筋肉量)を表示する体組成計なら、その値を本ツールに入れるとSMIを計算できます。体脂肪率しか表示しない機種では、SMIは出せません。体組成計の値は同じ条件(時間・服装・姿勢)で測って、変化を見るのが基本です。
体脂肪率の正常な範囲はどのくらいですか?
結論:米国運動協議会(ACE)は、運動習慣のない成人の平均的な範囲を男性18〜24%・女性25〜31%としています。日本では成人の肥満は体脂肪率ではなくBMI(25以上)で判定します。体脂肪率の計算と範囲の詳しい説明は体脂肪率計算のページにあります。
筋肉量を増やすにはどうすれば良いですか?
結論:厚生労働省 e-ヘルスネットは、レジスタンス運動(いわゆる筋トレ)が有用で、栄養摂取と運動は単独より併用がより効果的としています。たんぱく質について、厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」は、1日の総摂取量を体重1kg当たり0.1g増やすと2〜3か月で筋量0.39kgの増加が期待できる一方、1.3g/日を超えると筋量増加の効率が悪くなり、必要な量以上の摂取は健康障害のリスクが高くなる可能性があるとしています。
厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」INFORMATION 8「身体活動とエネルギー・栄養素について」サルコペニアはどう判定しますか?
結論:AWGS 2019 では、筋肉量の低下が必須で、そのうえで筋力か身体機能のどちらかが低下していればサルコペニア、両方なら重症サルコペニアと判定します。筋力は握力(男性28kg・女性18kg未満)、身体機能は6m歩行速度1m/秒未満・5回椅子立ち上がり12秒以上・SPPB 9点以下のいずれかで見ます。地域での最初のふるい分けには、ふくらはぎの周囲長(男性34cm・女性33cm未満)やSARC-F(4点以上)が使われます。
サルコペニアになると何が起きますか?
結論:厚生労働省 e-ヘルスネットは、サルコペニアになると広背筋・腹筋・膝伸筋群・臀筋群などの抗重力筋が低下し、立ち上がりや歩行がだんだんと億劫になり、放置すると歩行困難にもなるため、高齢者の活動能力の低下の大きな原因になっているとしています。
サルコペニア対策の運動・食事は何をすれば良いですか?
結論:厚生労働省 e-ヘルスネットは、適切な栄養摂取、特に1日に適正体重1kg当たり1.0g以上のたんぱく質摂取が発症予防に有効な可能性があるとし、運動ではレジスタンス運動が有用で、栄養と運動は併用がより効果的としています。気になる症状がある場合は医療機関に相談してください。
厚生労働省 e-ヘルスネット「サルコペニア」関連ツール
本ツールの計算結果は目安です。サルコペニアの診断は、筋肉量に加えて筋力・身体機能を測って医療機関で行います。体組成計の値は機種や測る条件で変わります。健康上の判断は医師・専門家にご相談ください。