iDeCo 節税シミュレーター(年収・職業別・2026年最新)
年収・職業・毎月の掛金を入力するだけで、iDeCoの年間節税額(所得税+住民税の内訳)と累計節税額を自動計算します。所得税率は国税庁公式の累進税率表・給与所得控除・基礎控除(2026年令和7年分)を使用。2026年12月改正対応の拠出限度額にも対応。
職業・企業年金の種類により拠出限度額が異なります。
所得税率の計算に使います。給与収入の税込総額を目安に入力してください。自営業者は事業所得の金額で入力してください。
累計節税額の計算基準年齢です。
60〜75歳の範囲。iDeCoは60歳以降に受取可能(通算加入10年以上が条件)。
上限:2.3万円/月(会社員・企業年金なし・改正前)
30秒まとめ:iDeCo節税の核心
「小規模企業共済等掛金控除」として所得税・住民税の両方から控除される
累進課税のため年収が高いほど所得税率が高く、同じ掛金でも節税額が増加する
通常の証券口座では運用益に20.315%課税されるが、iDeCo口座内は非課税で複利効果が大きい
会社員(企業年金なし)は月2.3万円→6.2万円。節税額は最大約2.7倍になる
例:年収500万円の会社員・月2.3万円拠出の場合 → 年間掛金27.6万円 × (所得税率約18%+住民税10%) ≒ 年間約7.7万円節税
iDeCo節税の仕組み:所得控除・所得税・住民税
小規模企業共済等掛金控除とは
iDeCoの掛金は「小規模企業共済等掛金控除」として、所得控除の一種に分類されます。iDeCoの加入者が1年間に支払った掛金の全額が、その年の所得から差し引かれます(課税所得が減る)。
- 給与収入 − 給与所得控除(最低65万円・190万円以下)= 給与所得(合計所得)
- 合計所得で基礎控除を段階判定(最大95万円・合計所得132万円以下)
- 給与所得 − 基礎控除 − iDeCo掛金(小規模企業共済等掛金控除)= 課税所得
- 課税所得に累進税率を適用 → 所得税額(復興特別所得税2.1%含む)
- 課税所得 × 10% → 住民税(所得割)
所得税率の累進構造(2026年基準)
| 課税所得(控除後) | 所得税率 | 住民税込合計 | 月6.2万円拠出時の年間節税(目安) |
|---|---|---|---|
| 195万円以下 | 5%(復興込5.1%) | 約15% | 約11.2万円 |
| 195〜330万円 | 10%(復興込10.2%) | 約20% | 約14.9万円 |
| 330〜695万円 | 20%(復興込20.4%) | 約30% | 約22.3万円 |
| 695〜900万円 | 23%(復興込23.5%) | 約33% | 約24.6万円 |
| 900〜1,800万円 | 33%(復興込33.7%) | 約43% | 約32.0万円 |
| 1,800〜4,000万円 | 40%(復興込40.8%) | 約50% | 約37.2万円 |
| 4,000万円超 | 45%(復興込45.9%) | 約55% | 約40.9万円 |
※ 課税所得は「給与収入−給与所得控除−基礎控除−その他控除」後の金額。年収(給与収入)とは異なります。
※ 住民税の所得割は全国一律10%目安(道府県民税+市町村民税)。
※ 月6.2万円拠出(年74.4万円)での概算。iDeCo拠出額が課税所得を跨いで税率区分が変わる場合は実際の節税額が異なります。
国税庁 No.2260 所得税の税率(速算表)
職業別 拠出限度額(2026年12月改正前後)
iDeCoの拠出限度額は職業・企業年金の種類により異なります。2026年12月1日施行(2027年1月引落分から適用)で大幅に引き上げられます。
| 区分 | 改正前(月額) | 改正後(月額) | 年間節税増加額(年収500万想定) |
|---|---|---|---|
| 第1号 自営業・フリーランス | 6.8万円 | 7.5万円 | +約2.5万円/年 |
| 第2号(企業年金なし) 会社員 | 2.3万円 | 6.2万円 | +約14.5万円/年 |
| 第2号(企業型DCのみ) 会社員 | 2.0万円 | 6.2万円(合算) | +約12.6万円/年(合算上限まで拠出した場合) |
| 第2号(確定給付型あり) 公務員・DB型会社員 | 1.2万円 | 6.2万円(合算) | +約15.0万円/年(合算上限まで拠出した場合) |
| 第3号 専業主婦・主夫 | 2.3万円 | 2.3万円(変更なし) | 所得なしの場合節税ゼロ |
※ 節税増加額は(拠出増加分)×(所得税率約20%+住民税10%)の概算。年収・課税所得によって異なります。
※ 第2号(企業型DC)は企業からの拠出分も合算して6.2万円が上限です。
※ 第1号は国民年金基金との合算で7.5万円が上限。
au iDeCo 2026年12月制度改正ページ(2026-05-27確認) 楽天証券 iDeCo 2026年12月制度改正ページ(2026-05-27確認)
年収別・職業別 節税額シミュレーション表
2026年12月改正後の上限額(会社員・企業年金なし:月6.2万円)で拠出した場合の年間節税額の試算です。
| 年収 | 推定所得税率 | 年間節税額(目安) | 30年累計節税額(目安) |
|---|---|---|---|
| 300万円 | 5% | 約11万円/年 | 約330万円 |
| 400万円 | 10% | 約15万円/年 | 約450万円 |
| 500万円 | 20% | 約22万円/年 | 約660万円 |
| 700万円 | 23% | 約24万円/年 | 約720万円 |
| 1,000万円 | 33% | 約32万円/年 | 約960万円 |
| 1,500万円 | 40% | 約37万円/年 | 約1,110万円 |
※ 年間拠出額74.4万円(月6.2万円×12)× (所得税率+住民税10%)の概算。給与所得控除・基礎控除・その他控除の状況により実際の課税所得は異なります。
※ 所得税率は課税所得ベースの推定。上のシミュレーターで正確な個別試算が可能です。
月6.2万円を30年間拠出した場合、累計節税約660万円+運用益非課税(年利3%想定で約280万円)=合計1,000万円近い長期メリットが期待できます(概算値)。
専業主婦・低所得者のiDeCo:節税効果が薄くても入るべき?
専業主婦(第3号被保険者)や年収160万円以下の方は、iDeCoの所得控除による節税メリットがゼロまたは非常に小さくなります。それでもiDeCoには入るべきでしょうか。
節税効果がない場合のiDeCoのメリット
- 運用益が全額非課税:通常の投資信託では運用益に20.315%課税されるが、iDeCo口座内は非課税。月2.3万円を30年・年利3%で運用すると運用益約50万円が丸ごと手元に残る
- 強制貯蓄の仕組み:原則60歳まで引き出し不可のため、老後資金を確実に積み立てられる
- 将来パートで働いて所得が増えたときの節税準備:収入が増えれば節税効果が出る
専業主婦がiDeCoに向かないケース
- 緊急資金が少なく流動性が必要な場合(iDeCoは原則60歳まで引き出し不可)
- 数年以内に購入予定のマイホームのための頭金として貯めたい場合
- NISAで既に月2.3万円以上積立中で、非課税枠を有効活用できている場合
節税メリットがない状況では、まずNISA(引き出し自由・非課税)で積立を最大化し、老後資金の追加積立としてiDeCoを検討するのが一般的な判断です。
iDeCo節税効果の比較:NISA・小規模企業共済との違い
| 比較項目 | iDeCo | 新NISA | 小規模企業共済 |
|---|---|---|---|
| 拠出時の所得控除 | あり(全額控除) | なし | あり(全額控除) |
| 運用益の課税 | 非課税 | 非課税 | 受取時に課税 |
| 受取時の課税 | あり(控除あり) | なし | あり(退職所得控除) |
| 引き出し自由度 | 原則60歳まで不可 | いつでも可 | 解約可(元本割れあり) |
| 対象者 | 20〜70歳未満(2026年12月改正後) | 制限なし(日本在住者) | 自営業・中小企業役員 |
| 年間上限 | 職業別14.4〜90万円 | 360万円(生涯1,800万円) | 84万円(月7万円) |
自営業者・フリーランスは iDeCo(月7.5万円)と小規模企業共済(月7万円)を組み合わせることで、両方の所得控除を最大活用できます。
よくある質問(10問)
結論:年収・掛金・職業により異なります。年収500万円の会社員(企業年金なし)が月2.3万円(改正前上限)を拠出した場合の年間節税額は約7.5万円(所得税約4.9万円+住民税2.76万円)。2026年12月改正後に月6.2万円まで拠出した場合は約22万円の節税が可能です(概算値)。上のシミュレーターで年収と掛金を入力すれば自動計算できます。 国税庁 No.2260 所得税の税率(2026-05-27確認)
結論:iDeCoの掛金は「小規模企業共済等掛金控除」として全額所得控除されます。課税所得が下がるため所得税(累進税率)と住民税(一律10%)の両方が減ります。年間節税額=年間掛金×(所得税率+住民税10%)で概算できます。さらに運用中の利益が全額非課税というダブルメリットがあります。 国民年金基金連合会 iDeCo公式サイト(2026-05-27確認)
結論:2026年12月施行(2027年1月引落分から)で大幅引き上げ。第1号(自営業):月6.8万円→7.5万円。第2号(会社員・企業年金なし):月2.3万円→6.2万円(合算上限)。第3号(専業主婦):月2.3万円で変更なし。 楽天証券 iDeCo 2026年12月制度改正ページ(2026-05-27確認)
結論:所得のない専業主婦・無職の方は節税メリットがありません。年収160万円以下の給与所得者(2026年基準)も所得税節税はゼロです(160万円の壁:給与所得控除65万円+基礎控除95万円)。ただし運用益非課税メリットはあります。 国税庁 No.1199 基礎控除(2026-05-27確認)
結論:できます。公務員は第2号被保険者で改正後は共済掛金との合算で月6.2万円まで拠出可能です(改正前月1.2万円)。年収600万円の公務員が月6.2万円を拠出した場合の年間節税額は約22万円が目安です(所得税率約23%+住民税10%で概算)。 au iDeCo 制度改正ページ(2026-05-27確認)
結論:会社員・公務員は年末調整で受けられます。10〜11月頃に届く「小規模企業共済等掛金払込証明書」を年末調整書類に添付するだけです。確定申告は原則不要です。自営業者(第1号)は確定申告で「小規模企業共済等掛金控除」として申告します。
結論:節税の種類が異なります。iDeCoは「拠出時の所得控除(即時節税)+運用益非課税」で、NISAは「運用益非課税のみ」です。高所得者ほどiDeCoの所得控除メリットが大きく、低所得者はNISAとほぼ同等か iDeCoの節税が薄いケースがあります。両者を組み合わせるのが理想的です。
結論:かかりますが、控除が手厚いため多くのケースで拠出時節税のほうが大きいです。一時金受取は「退職所得控除」(加入期間20年以内は40万円×年数、超は800万円+70万円×超過年数)、分割受取は「公的年金等控除」が適用されます。30年加入で一時金受取の退職所得控除は1,500万円です。詳しくはiDeCo 受取方法 最適化ツールをご活用ください。
結論:自営業者(第1号)は改正後月7.5万円(年90万円)まで拠出可能で、年収600万円(事業所得)なら年間節税額は約27万円が目安です(所得税率20%+住民税10%で概算)。小規模企業共済(月7万円まで)と組み合わせると合計で年180万円近くの所得控除が可能です。 国民年金基金連合会 iDeCo公式サイト(2026-05-27確認)
結論:毎年変わる可能性があります。所得税は累進課税のため、年収が変わると税率区分が変わり節税額も変動します。昇給・転職・出産による収入変化・その他控除の追加(住宅ローン控除等)があった場合は、上のシミュレーターで再計算することをお勧めします。
公式情報源・法令根拠
本ツールの計算式・数値は以下の公式情報源に基づいています。
所得税の速算表(別表第一)。節税効果計算の所得税率判定の根拠。
給与所得控除の計算式。2026年(令和7年分):190万円以下は最低保障65万円。
基礎控除の段階判定(合計所得金額ベース)。132万円以下は最大95万円。
iDeCoの制度概要・拠出限度額・節税の仕組みの一次情報(運営主体の公式サイト)。
2026年12月施行の拠出限度額引き上げ・加入可能年齢引き上げの詳細。
被保険者区分別の改正前後限度額・国民年金基金との合算注意点。
iDeCo関連ツール(統合ハブ)
iDeCoには節税以外にも「受取方法の最適化」「拠出限度額の確認」「10年ルールの活用」など重要なテーマがあります。以下のツールと組み合わせてご活用ください。