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損益分岐点 計算ツール

固定費・変動費率を入力するだけで損益分岐点売上高・販売数量・安全余裕率を自動計算。目標利益達成売上にも対応。

損益分岐点を把握することで、何を何個売れば黒字になるかが明確になります。価格戦略・コスト削減の判断に活用してください。

入力

※ 家賃・人件費(固定給)・リース料・保険料など月額固定費合計

※ 売上高に対する変動費の割合(仕入原価÷売上高×100)

※ 入力すると損益分岐点の販売数量も計算されます

※ 入力すると損益分岐点比率・安全余裕率・現在の月次利益が計算されます

※ 入力すると目標利益を達成するために必要な売上高・販売数量が計算されます

損益分岐点売上高(月)
計算中...
限界利益率
損益分岐点 販売数量(月)

※ 損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率 / 限界利益率 = 1 − 変動費率

関連ツール・解説

損益分岐点の計算式と考え方

損益分岐点(Break Even Point)は、売上高と総費用が一致して利益がゼロになる点のことです。以下の計算式で求められます:

限界利益率 = 1 − 変動費率
損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率
損益分岐点販売数量 = 固定費 ÷ 1個あたりの限界利益

限界利益率が高いほど(変動費率が低いほど)、少ない売上で固定費を回収でき、損益分岐点が下がります。

損益分岐点比率・安全余裕率の目安

BEP比率安全余裕率評価
60%以下40%以上優良(売上が4割落ちても黒字)
60〜80%20〜40%健全
80〜90%10〜20%注意(少しの売上減で赤字リスク)
90%超10%未満危険水域
100%0%収支トントン(利益ゼロ)

損益分岐点を下げる方法

BEP比率が高い(危険な状態)を改善するには、以下の2つのアプローチがあります:

アプローチ具体的な施策効果
固定費削減家賃の見直し・人件費の最適化・不要なサブスク解約BEP売上高が直接下がる
限界利益率向上仕入原価交渉・価格改定・高付加価値商品への移行1円売るごとの利益が増える

業種別 変動費率の目安

業種変動費率の目安限界利益率
小売業(一般)70〜80%20〜30%
飲食業60〜70%30〜40%
製造業(中小)50〜65%35〜50%
IT・SaaS10〜30%70〜90%
コンサルティング20〜40%60〜80%

※ 目安値。実際は企業・業態・規模によって大きく異なります。

業種別事例:飲食店の損益分岐点を計算してみた

飲食店は固定費が重く、損益分岐点管理が特に重要な業種です。以下は一般的な個人飲食店(席数20〜30席)を想定した試算例です。

費用項目月額(目安)分類
家賃(路面店・都市部)30万円固定費
人件費(スタッフ2名)40万円固定費
水道光熱費8万円固定費
その他固定費(リース・保険等)7万円固定費
固定費合計85万円
食材原価・消耗品売上の約30〜35%変動費

計算例: 固定費85万円・変動費率33%(食材原価率)の飲食店の場合

限界利益率 = 1 − 0.33 = 0.67(67%)
損益分岐点売上高 = 85万円 ÷ 0.67 ≒ 126.9万円/月

つまりこの飲食店は月126.9万円の売上が「最低ライン」です。月25日営業なら1日あたり約5万円の売上が必要な計算になります(客単価2,000円なら1日25人)。月次売上が150万円なら損益分岐点比率は約84%、安全余裕率約16%で「注意ゾーン」になります。

飲食店で損益分岐点を下げるには、①食材原価率の管理(ロス削減・仕入れ先見直し)、②固定費の最適化(家賃交渉・フードデリバリー活用で売上向上)が主な手段です。

※ 上記は参考試算です。実際の固定費・変動費率は店舗・立地・業態によって大きく異なります。このツールに実際の数値を入力して確認してください。

免責事項
本ツールは一般的な管理会計の計算式に基づく概算です。固定費・変動費の分類は企業によって異なります。具体的な経営判断は公認会計士・税理士等の専門家にご相談ください。

参考ソース

計算ナビ 編集部|最終更新: 2026年5月26日| 公式ソース: 中小企業庁「中小企業白書」

よくある質問

損益分岐点とは何?どう計算する?

結論:損益分岐点(BEP)は売上高と総費用が一致して利益がゼロになる点です。「損益分岐点売上高 = 固定費 ÷ 限界利益率」で計算します。限界利益率は「1 − 変動費率」です。例えば固定費50万円・変動費率40%なら、損益分岐点売上高は50万円 ÷ 0.6 ≒ 83.3万円です。

損益分岐点比率が高い場合は経営的に危ない?

結論:BEP比率が90%を超えると危険水域です。少しの売上減少で赤字になるリスクが高い状態です。80%以下が健全、60%以下なら優良経営の目安です。

安全余裕率はどのくらいあれば安全?

結論:中小企業では20%以上(BEP比率80%以下)あれば安全とされます。40%以上なら経営的に余裕がある状態です。安全余裕率は「売上が何%落ちると赤字になるか」を示す重要な経営指標です。

変動費と固定費の違いは何?

結論:固定費は売上に関わらず毎月発生する費用(家賃・固定給等)、変動費は売上に比例して増減する費用(仕入原価・外注費等)です。変動費率が低いほど限界利益率が高く、損益分岐点が下がります。

損益分岐点計算でExcelは必要?

結論:このツールがあれば不要です。固定費・変動費率を入力するだけで即計算でき、URLで結果を保存・共有できます。

損益分岐点が計算上下がっているのに赤字になるのはなぜ?

結論:主な原因は①固定費の計上漏れ(減価償却費・引当金など)、②変動費率の実態乖離(材料費高騰・廃棄ロス)、③売上の季節変動です。計算上の損益分岐点はあくまで目安であり、月次での実績対比が必要です。

値上げをすると損益分岐点はどう変わる?

結論:値上げにより変動費率が下がり(限界利益率が上昇)、損益分岐点売上高が下がります。ただし値上げによる販売数量減少リスクも考慮が必要です。値上げ後の数値をこのツールに入力して新しい損益分岐点を確認してください。

固定費削減と変動費削減はどちらが損益分岐点改善に効く?

結論:即効性では固定費削減が高く、中長期の体質改善では変動費率低下(限界利益率向上)が効果的です。例えば固定費を10万円削減すれば損益分岐点売上高が「10万円÷限界利益率」分だけ直接下がります。理想は両方の組み合わせです。

損益分岐点と目標売上の違いは?

結論:損益分岐点売上高は「利益ゼロになる最低ライン」、目標売上高は「希望する利益を確保するために必要な売上」です。目標売上高の計算式は「(固定費 + 目標利益)÷ 限界利益率」です。このツールの「目標利益」欄に希望する月次利益を入力すると自動計算されます。

フリーランス・個人事業主が損益分岐点を使う場面は?

結論:フリーランスにとって損益分岐点は「月何円の売上があれば生活できるか」の目安になります。固定費=生活費+事業固定費、変動費率=外注費等÷売上で計算します。例えば月固定費30万円・変動費率20%なら損益分岐点売上高は30万円 ÷ 0.8 = 37.5万円が最低ラインです。