総支給から手取りを計算(逆算ツール)
総支給(額面)から手取り額を即計算。逆に「手取り○○万円欲しい」から必要な総支給額を逆算もできます。社保・所得税・住民税の内訳も表示。
- ✅ 給与明細の総支給から実際の手取り額と控除内訳を自動計算
- ✅ 「手取りいくら欲しい」から逆算した必要な月額総支給
- ✅ 令和8年度の社保料率(健保は東京9.85%・厚年18.3%・雇用0.50%・介護1.62%)と、令和8年4月分から始まる子ども・子育て支援金0.23%を反映
- ✅ 令和8年分(2026年分)の所得税基礎控除最大104万円・給与所得控除最低74万円に対応(所得税の壁178万円)
- ✅ 社会保険料・所得税・住民税の控除内訳を月・年で表示
- ✅ 扶養人数・40〜64歳の介護保険・住民税月額の個別調整に対応
※ 入力した場合はその額を使用。0の場合は、月給×12を令和8年の所得とみなした令和9年度の住民税を12で割った額で概算します(実際に毎月引かれる額は前年の所得で決まります)。
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総支給と手取りの違い|給与明細の控除項目を一覧で解説
給与明細には「総支給額」と「差引支給額(手取り)」の2つが記載されています。この2つの差が、毎月の天引き額です。なぜこれほど差があるのか、控除される7項目を順に確認しましょう。
給与明細の控除項目(2026年度・令和8年度)
令和8年度(2026年度)の料率です。料率は協会けんぽ・日本年金機構・厚労省の公式値を使用しています。
| 控除項目 | 労働者負担率 | 備考 |
|---|---|---|
| 健康保険料 | 4.925%(東京) | 労使折半(9.85%÷2)。標準報酬月額の上限は139万円(第50級)。本ツールは東京で計算。都道府県ごとに違う(新潟9.21%〜佐賀10.55%)。組合健保は異なる |
| 子ども・子育て支援金 | 0.115% | 労使折半(0.23%÷2)。令和8年4月分(5月納付分)から・年齢を問わず全員 |
| 厚生年金保険料 | 9.15% | 労使折半(18.3%÷2)。標準報酬月額の上限65万円 |
| 雇用保険料 | 0.50% | 2026年度(令和8年度)。前年度0.55%から引き下げ |
| 介護保険料 | 0.81%(40〜64歳) | 労使折半(1.62%÷2)。39歳以下はかからない。65歳以上は給与からでなく市区町村に納める |
| 所得税 | 5〜45%(累進) | 課税所得に対して。毎月源泉徴収・年末調整で精算 |
| 住民税 | 課税所得の約10% | 前年所得基準で6月に改定。均等割4,000円+森林環境税1,000円(いずれも年額)を含む |
具体的な計算例:総支給400万円の場合
年収400万円(賞与なし・毎月の総支給=年収÷12=333,333円・39歳以下・扶養なし・東京)を例に、手取りを概算します。上の表の400万円の行と同じ前提で、社会保険料は総支給333,333円を標準報酬月額(等級表)340,000円に当てはめて計算しています。
- 健康保険料:340,000円 × 4.925% ≈ 16,745円/月
- 厚生年金:340,000円 × 9.15% ≈ 31,110円/月
- 雇用保険:333,333円(総支給)× 0.50% = 1,667円/月
- 子ども・子育て支援金:340,000円 × 0.115% ≈ 391円/月
- 社会保険料合計:約49,913円/月(年約598,956円)
- 所得税(年額):約57,000円(月約4,750円)
- 住民税(年額):約175,100円(月約14,591円)
- 月手取り:333,333 − 49,913 − 4,750 − 14,591 ≈ 約264,079円
- 年間手取り目安:約3,168,948円(手取り率約79%)
実際の数値は標準報酬月額の等級・扶養状況・前年所得・組合健保加入有無によって変わります。正確な計算はページ上部のツールをご利用ください。
社会保険料の目安を年収別に確認|標準報酬月額の仕組みも解説
社会保険料は「毎月の総支給額 × 料率」ではなく、標準報酬月額という等級に基づいて計算されます。毎月の給与が多少変動しても、4〜6月の平均を基に年1回(9月改定)見直されるため、安定した控除額となります。
標準報酬月額の仕組み
- 4月・5月・6月の給与の平均額をもとに、等級を決定します
- 健康保険は第1級(5.8万円)〜第50級(139万円)、厚生年金は第1級〜第32級(65万円)の等級があります
- 等級が決まると、原則として9月から翌8月まで同じ金額の保険料が毎月天引きされます。ただし、昇給などで固定的賃金が変わり、3か月の平均が2等級以上動いたときは随時改定で途中で変わります
- 定時決定の例外: 支払基礎日数が17日未満の月(短時間労働者は11日未満)は平均から除きます。6月以降に資格を取得した人は、その年の定時決定の対象外です。平均が著しく不当な場合は保険者算定になります
- 残業・交通費の増減が4〜6月に集中すると、その年の9月分から翌年8月分までの社会保険料が変わります
年収別・社会保険料の労働者負担目安(令和8年度・東京・39歳以下・賞与なし)
下記は協会けんぽ東京支部・令和8年度の保険料率(健保本人負担4.925%+厚年9.15%+雇用0.5%+子ども・子育て支援金0.115%)を、39歳以下(介護保険なし)・賞与なし(年収÷12を毎月の総支給とみなす)で当てはめた概算です。標準報酬月額は等級表に当てはめ、健保は第50級139万円・厚生年金は第32級65万円が上限です。
| 年収(総支給) | 月給(年収÷12) | 標準報酬月額(健保/厚年) | 社保月額 | 社保年額 |
|---|---|---|---|---|
| 300万円 | 250,000円 | 260,000円/260,000円 | 38,144円 | 457,728円 |
| 400万円 | 333,333円 | 340,000円/340,000円 | 49,913円 | 598,956円 |
| 500万円 | 416,666円 | 410,000円/410,000円 | 60,261円 | 723,132円 |
| 600万円 | 500,000円 | 500,000円/500,000円 | 73,450円 | 881,400円 |
| 700万円 | 583,333円 | 590,000円/590,000円 | 86,637円 | 1,039,644円 |
| 1,000万円 | 833,333円 | 830,000円/650,000円 | 105,473円 | 1,265,676円 |
| 1,500万円 | 1,250,000円 | 1,270,000円/650,000円 | 129,732円 | 1,556,784円 |
| 2,000万円 | 1,666,666円 | 1,390,000円/650,000円 | 137,863円 | 1,654,356円 |
※ 標準報酬月額の上限は、健康保険(健保・介護・支援金)が第50級の139万円、厚生年金が第32級の65万円です。月給が65万円を超えると厚生年金だけが頭打ちになり、健保は139万円(等級の下限は月給135.5万円)まで増え続けます。雇用保険は標準報酬月額ではなく総支給額に掛かるため上限がありません。賞与は標準賞与額として別に計算します。40〜64歳は介護保険料(本人負担0.81%)が加わります。
40〜64歳は介護保険料が追加
40歳になると介護保険料(労働者負担0.81%)が追加されます。標準報酬月額に掛かり、健康保険と同じく第50級の139万円(総支給135.5万円以上)で頭打ちです。月収420,000円の場合、標準報酬月額410,000円 × 0.81% ≈ 3,321円/月が上乗せになります。
- 月収25万円(年収300万円):介護保険料 ≈ 2,106円/月追加
- 月収42万円(年収504万円):介護保険料 ≈ 3,321円/月追加
- 月収65万円:介護保険料 ≈ 5,265円/月追加(厚生年金は65万円で頭打ちだが、介護は健保と同じ139万円まで増える)
- 月収150万円以上(139万円で頭打ち):介護保険料 ≈ 11,259円/月追加(上限)
上部ツールの「40〜64歳」を選択すると、介護保険料込みの手取りを自動計算できます。
手取り目標から必要な年収を逆算する方法|転職・昇給交渉に使える実践ガイド
「手取り300万円を確保したい」「転職先の提示年収が500万円だが手取りはいくら?」という逆算の視点は、転職や昇給交渉で非常に重要です。このページのツールは「手取り → 総支給(逆算)」モードで、この計算を即座に行えます。
手取りから年収を逆算する目安の計算式
簡易的な目安として、以下の逆算式が使えます。割合は、年間手取り200万〜400万円を希望したときに、下の表と同じ計算(東京・賞与なし)で出した必要な年収との比です。都道府県・健康保険組合・賞与の有無で変わります。
- 39歳以下・扶養なし:必要な年収 ≈ 希望手取り ÷ 0.78〜0.82
- 39歳以下・扶養1〜2人:必要な年収 ≈ 希望手取り ÷ 0.79〜0.85
- 40〜64歳・扶養なし:必要な年収 ≈ 希望手取り ÷ 0.77〜0.81(介護保険料の分だけ多く要る)
手取り目標別・必要な年収目安(令和8年度・東京・39歳以下・扶養なし・賞与なし)
上の計算機の「手取りから逆算」と同じ計算(東京の令和8年度の保険料率・標準報酬月額は等級表・所得税と住民税は共有ライブラリ・扶養0人・39歳以下で介護保険なし・賞与なし)で、年間手取り(月の手取り×12)が希望額に届く最小の月給を1円単位で求めた値です。住民税は、月給×12を令和8年の所得とみなした令和9年度の額を12で割っています。実際に毎月引かれる住民税は前年の所得で決まるので、転職・昇給の直後はずれます。
| 希望する年間手取り | 必要な年収目安 | 月額総支給目安 |
|---|---|---|
| 200万円 | 約246万円(2,452,920円) | 約204,410円 |
| 250万円 | 約312万円(3,111,792円) | 約259,316円 |
| 300万円 | 約378万円(3,774,060円) | 約314,505円 |
| 350万円 | 約442万円(4,411,560円) | 約367,630円 |
| 400万円 | 約507万円(5,065,776円) | 約422,148円 |
転職・昇給交渉で逆算を活用する3つの場面
- 転職先の年収提示を手取りに換算する:オファー額面が現職より高くても、社保・税の条件が変わると手取りが減るケースがあります。転職先の提示額をツールで試算して、実質的な収入増加を確認しましょう。
- 昇給交渉の「必要な額面」を計算する:「手取りを月2万円増やしたい」という目標から、必要な昇給額(総支給ベース)を逆算できます。社会保険料・所得税・住民税も増えるので、総支給350,000円(39歳以下・扶養なし)から手取りを月2万円増やすには、総支給を約25,575円増やす必要があります(このページの逆算)。
- 年収の壁を超えるタイミングの判断:所得税の壁は令和8年分(2026年分)で178万円、社会保険は週20時間の加入基準と130万円の扶養の基準です。配偶者が収入を増やす場合、手取りベースで損益分岐点を計算することが重要です。「逆算モード」と組み合わせることで、壁を超えた後の実質的な家計影響を試算できます。
上部ツールの「手取り → 総支給(逆算)」モードで今すぐ試算
希望する月額手取りを入力すると、必要な総支給額を自動で逆算します。扶養人数・40〜64歳の切り替えも対応しています。
よくある質問
このツールで扱わないこと
- 標準報酬月額は「年収÷12(賞与なし)」で決めています。随時改定、支払基礎日数の少ない月、6月以降の資格取得、保険者算定は計算に入れていません。
- 住民税は、月給×12を令和8年の所得とみなした令和9年度の額を12か月で割った概算です。実際に毎月引かれる額は、前年の所得で決まる別の年度の額です。また実際の天引きは、7月〜翌5月が年税額÷12の100円未満を切り捨てた額で、端数は6月分に加わります。
- 住民税の基礎控除は、合計所得が2,400万円を超える(給与だけなら年収2,595万円超)と29万円・15万円・0円に減る仕組みを反映しています(FAQ「額面アップで手取りどれくらい増える?」の年収3,000万円・5,000万円の手取り率も、減った基礎控除で計算しています)。
- 給与収入850万円超で23歳未満の扶養親族や特別障害者がいる場合の所得金額調整控除は入れていません。該当する場合、所得税・住民税は実際より多く、手取りは少なく出ます。
- 協会けんぽ・東京の料率と一般の事業の雇用保険を前提にしています。健康保険組合や他の都道府県は反映していません。介護保険料は「40〜64歳」を選んだときだけ加えます(65歳以上は給与から引かれないので対象外)。
- 扶養人数は1人につき所得税38万円・住民税33万円の一般の扶養控除として数えます(16歳未満の子は扶養控除の対象外なので人数に入れないでください)。配偶者も同じ額で数えるので、本人の合計所得900万円超の配偶者控除の減額、配偶者特別控除、特定扶養(19〜22歳)・老人扶養・障害者の控除は区別していません。住民税の非課税限度額は、入力した扶養人数による加算を1級地の基準で反映しています(2級地・3級地は反映しません)。
- 逆算は、目標の手取りに届く最小の総支給を1円単位で探します。手取りは社会保険料の等級の境目で下がることがあるので、これより少し多い総支給で目標を下回ることがあります。
- ここに挙げていない個別の事情は計算に入れていません。正確な金額は、給与明細と勤務先の給与担当、お住まいの市区町村でご確認ください。
本ツールは概算計算です。住民税は月給×12を令和8年の所得とみなした令和9年度の額の12分の1で、前年の所得で決まる実際の天引き額とは異なります。健康保険料率は協会けんぽ・東京の9.85%(本人負担4.925%)で計算しており、勤務先の組合健保や都道府県によって変動します。令和8年4月分から始まる子ども・子育て支援金(本人負担0.115%相当)も社会保険料に含めています。正確な税額・社保負担は給与明細・源泉徴収票・税理士にご確認ください。
2026年度の社会保険料率はいくらですか?
結論:健保は東京9.85%・介護1.62%・厚年18.3%・雇用0.50%(労働者負担。労使の合計は一般の事業で1.35%)です。健康保険は都道府県ごとに違い(令和8年度は新潟9.21%〜佐賀10.55%)、労使折半。介護保険は40〜64歳に1.62%が追加(労使折半)、厚生年金18.3%(労使折半)、雇用保険は労働者負担0.50%・事業主負担0.85%(一般の事業)です。労働者負担は合計で給与の約14.7%(40〜64歳は約15.5%)です。
参考公式ソース
- 国税庁 源泉所得税の改正のあらまし(令和8年4月)
- 財務省 令和8年度税制改正の大綱
- 国税庁 No.2260 所得税の税率
- 協会けんぽ 令和8年度保険料率のお知らせ
- 日本年金機構 厚生年金保険料率
- 厚生労働省 令和8年度雇用保険料率
- 総務省 個人住民税(所得割・均等割)
最終更新: 2026-10-13(令和8年度税制改正・基礎控除最大104万円/給与所得控除最低74万円 準拠。出典: 国税庁「源泉所得税の改正のあらまし(令和8年4月)」・財務省「令和8年度税制改正の大綱」/確認日 2026-08-31)