基本給から残業代を計算する方法
基本給を時給換算する手順・割増賃金の求め方・基礎賃金に含める手当の確認方法を解説します。
こんな方向け:給与明細に「基本給」と各種手当が分かれている方・会社が基本給のみで残業代を計算していないか確認したい方
このページでわかること
- 基本給と月給・基礎賃金の違い
- 基本給から時給換算する計算式
- 役職手当・資格手当等を含めるべきケース
- 計算ウィジェットで素早く試算
基本給・月給・基礎賃金の違い
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 基本給 | 各種手当を含まない給与の基礎部分 |
| 月給(支給総額) | 基本給+各種手当(役職手当・住宅手当・通勤手当等) |
| 基礎賃金(残業代計算ベース) | 月給から除外可能な手当のみを引いた金額。基本給≠基礎賃金。 |
注意: 会社が「基本給だけで残業代を計算」している場合、役職手当・資格手当・皆勤手当等が基礎賃金に算入されておらず、残業代が過小になっている可能性があります。
基礎賃金に含めるべき手当の例
- 役職手当(役職に関係なく一律支給の場合も含む)
- 資格手当(保有資格に対して一律支給)
- 皆勤手当・精勤手当(労働契約上の条件として定められたもの)
- 地域手当(特定地域の全社員に一律支給)
- 技術手当・職能給
基本給から時給を計算する手順
① 基礎賃金 = 基本給 + 除外不可の手当
② 基礎時給 = 基礎賃金 ÷ 月所定労働時間
③ 残業代 = 基礎時給 × 割増率 × 残業時間
計算例
条件:基本給20万円、役職手当3万円、通勤手当1万円、月所定労働時間160時間、時間外残業30時間
- 除外可能:通勤手当1万円のみ(役職手当は除外不可)
- 基礎賃金:200,000 + 30,000 = 230,000円
- 基礎時給:230,000 ÷ 160 = 1,437.5円
- 残業代:1,437.5 × 1.25 × 30 = 53,906円
基本給ベース計算ウィジェット
役職手当・資格手当・皆勤手当等。通勤手当・家族手当は除外可(入力不要)。
計算結果(概算)
基礎賃金 --
基礎時給 --
残業代(概算) --
よくある質問
基本給と月給の違いは何ですか?
基本給は各種手当を含まない給与の基礎部分です。月給は基本給に各種手当(役職手当・資格手当・住宅手当等)を加えた支給総額を指します。残業代の計算ベースとなる「基礎賃金」は月給から除外可能な手当を引いた金額です。
基本給だけで残業代を計算してよいですか?
基本給のみで計算できるのは、月給の全てが基本給のみの場合か、全ての手当が除外対象に該当する場合だけです。役職手当・資格手当・皆勤手当等は基礎賃金に含める必要があります。
月所定労働時間がわからない場合はどうする?
就業規則や雇用契約書で確認してください。一般的な目安は週40時間勤務・年間所定日数240日の場合で160時間/月です。
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計算ナビ 編集部|最終更新: 2026年5月|
出典:
労働基準法(e-Gov)、
労働基準法施行規則(e-Gov)
免責事項
本ページの計算結果はあくまで概算です。実際の残業代は就業規則・雇用契約・手当の内容により異なります。正確な金額は弁護士・社会保険労務士にご確認ください。
本ページの計算結果はあくまで概算です。実際の残業代は就業規則・雇用契約・手当の内容により異なります。正確な金額は弁護士・社会保険労務士にご確認ください。