月給から残業代を計算する方法
手当込み月給の時給換算・除外手当の差し引き方・割増賃金の計算ステップを解説します。
こんな方向け:月給制(固定給)で働いている方・残業代が正しく支払われているか確認したい方
このページでわかること
- 月給制での残業代計算の3ステップ
- 月給25万・30万円の具体的な計算例
- 固定残業代(みなし残業)の適法チェック方法
- 計算ウィジェットで即試算
月給制の残業代計算 3ステップ
Step 1. 月給から除外できる手当を引く → 基礎賃金
除外対象:家族手当・通勤手当・別居手当・子女教育手当・住宅手当・臨時賃金・1ヶ月超の期間払い賃金
Step 2. 基礎賃金 ÷ 月所定労働時間 → 基礎時給
Step 3. 基礎時給 × 割増率 × 残業時間 → 残業代
月給別 計算例
【例1】月給25万円・残業20時間の場合
条件:月給25万円(通勤手当8,000円含む)、月所定労働時間160時間、時間外残業20時間
- 基礎賃金:250,000 − 8,000 = 242,000円
- 基礎時給:242,000 ÷ 160 = 1,512.5円
- 残業代:1,512.5 × 1.25 × 20 = 37,813円
【例2】月給30万円・残業30時間の場合
条件:月給30万円(通勤手当1万円・家族手当1万円含む)、月所定労働時間160時間、時間外残業30時間
- 基礎賃金:300,000 − 10,000 − 10,000 = 280,000円
- 基礎時給:280,000 ÷ 160 = 1,750円
- 残業代:1,750 × 1.25 × 30 = 65,625円
固定残業代(みなし残業)の適法チェック
「月給に残業代込み」と言われている場合、以下の2条件を満たしているか確認してください。
- ✅ 固定残業時間と対応金額が給与明細または雇用契約書に明記されている
- ✅ 実際の残業が固定残業時間を超えた分は追加支払いされている
どちらかでも×の場合、固定残業代の定めが無効となり、月給全体をベースに残業代全額を請求できる可能性があります。
チェックポイント
- 求人票・雇用契約書に「固定残業○時間分」の記載はあるか?
- 毎月の残業時間を記録している(タイムカード等)か?
- 固定残業時間を超えた月に追加支払いがあったか?
月給ベース計算ウィジェット
通勤手当・家族手当等、除外可能な手当の合計額
計算結果(概算)
基礎賃金 --
基礎時給 --
時間外残業代(×1.25) --
月60h超残業代(×1.50) --
合計残業代(概算) --
よくある質問
月給制で残業代はどう計算しますか?
月給制の残業代は、①月給から除外できる手当を引いた「基礎賃金」を求め、②基礎賃金 ÷ 月所定労働時間で「基礎時給」を算出し、③基礎時給 × 割増率 × 残業時間で計算します。
月給に固定残業代が含まれている場合は?
固定残業代が含まれている場合、①固定残業代の金額と対応する残業時間が明示されていること、②実際の残業時間が固定残業時間を超えた分は追加支払いされること、の2条件を満たす必要があります。
月給30万円の場合の残業代の目安は?
月給30万円・月所定労働時間160時間・通勤手当1万円を除いた場合の基礎時給は約1,812円。残業20時間の場合は約45,313円が目安です。
関連ページ
計算ナビ 編集部|最終更新: 2026年5月|
出典: 労働基準法(e-Gov)
免責事項
本ページの計算結果はあくまで概算です。実際の残業代は就業規則・雇用契約・手当の内容により異なります。正確な金額は弁護士・社会保険労務士にご確認ください。
本ページの計算結果はあくまで概算です。実際の残業代は就業規則・雇用契約・手当の内容により異なります。正確な金額は弁護士・社会保険労務士にご確認ください。