介護報酬改定2026 利用料 月額計算ツール【無料・登録不要】
2026年6月臨時改定(+2.03%)後の介護サービス月額自己負担を、要介護度・サービス種別・負担割合から即計算。改定前後の比較と高額介護サービス費還付後の実質負担額を一画面で確認できます。
こんな方向け:在宅・施設で介護サービスを利用中の方・家族の介護費用を把握したいご家族・ケアプランの見直しをしたいケアマネジャー
- 2026年6月施行の介護報酬臨時改定(+2.03%)の仕組みと利用者負担への具体的な影響額
- 要介護度・サービス種別・自己負担割合(1〜3割)・世帯所得から月額自己負担と改定前後の差額を即算出
- 高額介護サービス費(所得区分別上限額)適用後の実質負担額と関連制度の活用方法
ステップ1:要介護度とサービス種別を選択
要介護認定通知書または介護保険被保険者証に記載されています。
複数サービスを利用する場合は、最も利用額の大きいサービスを選択してください。
ケアプランに記載の月間サービス費用合計(介護保険適用分)。ケアマネジャーに確認できます。
ステップ2:自己負担割合と世帯所得を入力
「介護保険負担割合証」に記載されています。不明な場合は 自己負担割合 計算ツール で確認できます。
住民税の課税所得で区分が決まります。課税所得は市区町村発行の「課税証明書」で確認できます。
事業所の加算取得状況により利用者負担額が変わります。利用中の事業所に確認するか、WAM NET の介護サービス情報から検索できます。
計算結果
30秒まとめ:2026年6月介護報酬改定の核心
厚生労働省「令和8年度介護報酬改定について」| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施行日 | 処遇改善加算:2026年6月1日/食費基準費用額:2026年8月1日 |
| 改定率 | +2.03%(処遇改善+1.95%・食費+0.09%) |
| 改定の性質 | 臨時改定。基本報酬(単位数)は変わらず、処遇改善加算の拡充のみ |
| 加算対象拡大 | 訪問看護・訪問リハビリ・居宅介護支援・介護予防支援が新たに対象に |
| 職員への影響 | 月1.0万〜最大1.9万円の賃上げ(生産性向上取組事業所は上乗せ) |
| 利用者負担への影響 | 事業所の加算取得状況による(未取得なら変化ゼロ) |
| 自己負担割合の変更 | 今回の改定では変更なし。2割対象拡大は2027年度施行を検討中 |
2026年6月改定が利用者負担に与える影響の仕組み
今回の改定は「処遇改善加算の拡充」を中心とした臨時改定です。基本的な計算の仕組みを正確に理解することが、自分の負担額の変化を把握する第一歩です。
GemMed「2026年度介護報酬改定を決定」(社保審・介護給付費分科会)介護サービス費用の構造(基本)
| 費用の構成 | 内容 | 2026年6月改定 |
|---|---|---|
| 基本報酬 | サービス種別・要介護度・利用時間に基づく単位数×単価 | 変更なし |
| 処遇改善加算 | 職員賃金向上のために基本報酬に上乗せされる加算(%表示) | 拡充(主な改定部分) |
| その他加算 | 特定加算・体制整備加算・質向上加算等 | 一部変更 |
| 食費基準費用額(施設) | 入所施設の食費(基準費用額) | 8月から+100円/日 |
サービス種別ごとの処遇改善加算の加算率目安(2026年6月以降)
処遇改善加算はサービス種別ごとに上限加算率が異なります。事業所が加算Ⅰを取得している場合の目安です。
| サービス種別 | 加算Ⅰ 加算率目安 | 2026年改定の変更点 |
|---|---|---|
| 訪問介護 | 約24.5% | 上位区分(加算Iロ)新設で最大28.7%に |
| 通所介護(デイサービス) | 約9.2% | 上位区分(加算Iロ)新設で上乗せ加算が追加 |
| 短期入所(ショートステイ) | 約8.0% | 上位区分新設 |
| 特別養護老人ホーム | 約14.0% | 上位区分新設 |
| 訪問看護 | 約1.8%(新設) | 2026年6月から処遇改善加算が新たに対象に |
| 居宅介護支援(ケアマネ) | 約2.1%(新設) | 2026年6月から処遇改善加算が新たに対象に |
要介護度別 月額自己負担 試算表(2026年6月改定後)
区分支給限度額をすべて使い切った場合の月額自己負担額の目安です。実際の負担額は利用サービス量・事業所の加算取得率によって異なります。
厚生労働省「介護保険制度の概要」区分支給限度額在宅サービス(1単位10円・加算考慮前の基本計算)
| 要介護度 | 限度額(単位) | サービス費目安 | 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 |
|---|---|---|---|---|---|
| 要支援1 | 5,032 | 約50,320円 | 5,032円 | 10,064円 | 15,096円 |
| 要支援2 | 10,531 | 約105,310円 | 10,531円 | 21,062円 | 31,593円 |
| 要介護1 | 16,765 | 約167,650円 | 16,765円 | 33,530円 | 50,295円 |
| 要介護2 | 19,705 | 約197,050円 | 19,705円 | 39,410円 | 59,115円 |
| 要介護3 | 27,048 | 約270,480円 | 27,048円 | 54,096円 | 81,144円 |
| 要介護4 | 30,938 | 約309,380円 | 30,938円 | 61,876円 | 92,814円 |
| 要介護5 | 36,217 | 約362,170円 | 36,217円 | 72,434円 | 108,651円 |
施設サービス(特養・老健)の2026年8月以降の食費変更
| 所得区分 | 改定前(〜2026/7) | 改定後(2026/8〜) | 月額変化 |
|---|---|---|---|
| 基準費用額(3割負担等) | 1,445円/日 | 1,545円/日 | +約3,000円/月 |
| 第1・2段階(低所得者) | 各段階の負担限度額 | 据え置き | 変化なし |
| 第3段階① | 1,310円/日 | 1,340円/日 | +約900円/月 |
| 第3段階② | 1,310円/日 | 1,370円/日 | +約1,800円/月 |
高額介護サービス費との連動:実質負担額の計算方法
自己負担額が一定水準を超えた場合、「高額介護サービス費」として超過分が還付されます。処遇改善加算により負担額が増えた場合でも、この制度で上限が守られます。
MY介護の広場「高額介護サービス費支給制度」| 所得区分 | 月額上限(世帯) | 対象の目安 |
|---|---|---|
| 現役並み所得者(高) | 140,100円 | 課税所得690万円以上(年収約1,160万円以上) |
| 現役並み所得者(中) | 93,000円 | 課税所得380万〜690万円(年収約770万〜1,160万円) |
| 一般(市民税課税) | 44,400円 | 課税所得145万〜380万円・市町村民税課税世帯 |
| 住民税非課税世帯 | 24,600円 | 世帯全員が市町村民税非課税 |
| 低所得者(個人) | 15,000円(個人) | 前年合計所得+年金収入の合計80.9万円以下 |
| 生活保護受給者等 | 15,000円(個人) | 生活保護受給者・老齢福祉年金受給者 |
実質負担額の計算例(要介護3・デイサービス中心・1割負担・一般課税世帯)
計算前提
- 要介護度:要介護3(区分支給限度額27,048単位≒270,480円)
- 月利用額:200,000円(限度額内)
- 自己負担割合:1割
- 事業所の処遇改善加算:通所介護加算Ⅰ取得(約9.2%)
- 世帯所得区分:一般課税世帯(月上限44,400円)
改定前(2026年5月まで)
- サービス費(基本報酬+加算):200,000円 × (1 + 0.092) ≒ 218,400円
- 1割自己負担:21,840円
- 高額介護サービス費上限(44,400円)以内のため還付なし
- 実質負担:21,840円/月
改定後(2026年6月以降・加算率上乗せ区分取得の場合)
- サービス費(基本報酬+加算):200,000円 × (1 + 0.097) ≒ 219,400円
- 1割自己負担:21,940円
- 実質負担:21,940円/月(約+100円の増加)
- → 高額介護サービス費の上限44,400円をはるかに下回るため還付なし
この例のように、在宅サービスの1割負担の方は処遇改善加算の変更による実際の負担増は月数百円程度にとどまるケースが多いです。一方、2割・3割負担の方や多くのサービスを利用している方は相対的に影響が大きくなります。
サービス種別比較:改定後の自己負担額シミュレーション
要介護3の方が月150,000円分のサービスを利用した場合の参考試算です。事業所の加算取得状況は「加算Ⅰ取得・最高区分」を想定しています。
| サービス種別 | 加算率 (加算Ⅰ目安) | 1割 月額 | 2割 月額 | 3割 月額 |
|---|---|---|---|---|
| 訪問介護 | 約28.7% | 約19,305円 | 約38,610円 | 約57,915円 |
| 通所介護 | 約9.7% | 約16,455円 | 約32,910円 | 約49,365円 |
| 短期入所 | 約8.5% | 約16,275円 | 約32,550円 | 約48,825円 |
| 特養(施設) | 約14.8% | 約17,220円 | 約34,440円 | 約51,660円 |
※上記は月額基本サービス費150,000円に各加算率を乗じた総費用を、各負担割合で割った概算値です。実際の加算算定方法・事業所ごとの取得状況により異なります。
よくある質問(FAQ)
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- 厚生労働省「令和8年度介護報酬改定について」
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- WAM NET(独立行政法人福祉医療機構)介護サービス情報公表システム
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