名古屋市 住民税 計算ツール(市民税5%減税・所得割9.7%対応)【2026年度版】
名古屋市は2012年度から市民税5%減税を継続中。所得割9.7%(標準10%より低い)・均等割5,300円。年収別減税効果・令和8年度改正・全国主要都市比較まで計算できます。
※ 源泉徴収票の「支払金額」(額面年収)を入力
※ 上限内のふるさと納税額を入力すると控除後の住民税が計算されます
19〜22歳で給与収入150万超〜188万円の扶養親族がいる場合に入力してください。
※ 名古屋市の減税後税率(市民税7.7%・県民税2%・均等割5,300円)で計算。分離課税・調整控除は含みません。令和8年度(2026年度)の税制に基づく概算です。
名古屋市の住民税 税率と仕組み(政令市+独自減税)
名古屋市は全国で唯一、市民税の所得割を継続的に減税している政令指定都市です。所得割の合計税率9.7%は標準10%より0.3%低く、これが名古屋市民の最大の税メリットです(名古屋市公式・2026-05-23確認)。
| 種別 | 税率・金額(名古屋市) | 内訳 | 標準税率 |
|---|---|---|---|
| 市民税 所得割 | 7.7% | 5%減税後5.7%+税源移譲2% | 8% |
| 県民税 所得割 | 2% | 愛知県分(全国共通) | 2% |
| 合計 所得割 | 9.7% | 市民税7.7%+県民税2% | 10% |
| 市民税 均等割 | 2,800円 | 標準3,000円から200円減税 | 3,000円 |
| 県民税 均等割 | 1,500円 | 県民税1,000円+あいち森と緑づくり税500円 | 1,000円 |
| 森林環境税 | 1,000円 | 国税(全国一律・令和6年度〜) | 1,000円 |
| 合計 均等割 | 5,300円 | 市民税2,800円+県民税1,500円+国税1,000円 | 5,000円 |
名古屋市の市民税5%減税とは(2012年度〜継続中)
名古屋市は2012年度(平成24年度)から、市民税の所得割を標準税率から一律5%引き下げる独自減税を継続しています。
- 対象: 個人市民税の所得割(土地・建物等の分離課税は対象外)
- 減税率: 市民税の標準税率から「一律5%引き下げ」
- 結果の税率: 5%減税後5.7%+税源移譲2%=7.7%(政令市標準8%より0.3%低い)
- 均等割: 標準3,000円から200円減税で2,800円
- 令和7年度の減税総額: 102億円を見込む(名古屋市公式)
- 2026年度(令和8年度)の状況: 5%減税を継続。広沢市長が公約した10%への拡大は市財政上の理由で2026年度は見送り
標準税率(10%)の市区町村と比べて年間約7,400円の節税になります。
年収700万円では約11,400円、年収1,000万円では約19,000円の節税効果です。
名古屋市 vs 全国主要都市 住民税比較(2026年度)
名古屋市の独自減税の実力を全国主要都市と比較します。所得割で名古屋市が最も有利なことがわかります(各市公式サイト・2026-05-23確認)。
| 都市 | 所得割(合計) | 均等割 | 付加税等 | 合計(均等割系) | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 名古屋市 | 9.7%(市7.7%+県2%) | 4,300円 | あいち森と緑500円+森林環境税1,000円 | 5,300円 | 所得割が全国最低水準 |
| 仙台市 | 10%(市8%+県2%) | 4,200円 | みやぎ環境税1,200円含む均等割5,200円+森林1,000円 | 6,200円 | みやぎ環境税で均等割が高い |
| 横浜市 | 10%(市8%+県2%) | 4,000円 | 森林環境税1,000円 | 5,000円 | 均等割は標準水準 |
| 東京23区(例) | 10%(都民税4%+区6%) | 4,000円 | 森林環境税1,000円 | 5,000円 | 均等割は標準水準 |
| 大阪市 | 10%(市8%+府2%) | 4,000円 | 森林環境税1,000円 | 5,000円 | 均等割は標準水準 |
※ 均等割は市区民税+都道府県民税の合計(森林環境税除く)。名古屋市は市民税均等割2,800円(減税後)+県民税1,500円(あいち森と緑含む)で4,300円。表の「合計(均等割系)」は森林環境税1,000円を含む合計です。所得割の差(名古屋9.7% vs 標準10%)は年収が高いほど節税効果が大きくなります。
令和8年度新設・特定親族特別控除(住民税)とは
令和8年度(2026年度)から、19歳以上23歳未満で給与収入が150万円超〜188万円以下の扶養親族がいる場合に「特定親族特別控除」が新設されました。名古屋市の住民税計算においても令和8年度から適用されます(名古屋市公式・2026-05-24確認)。
| 扶養親族の給与収入 | 住民税の控除額 | 住民税軽減効果(目安) |
|---|---|---|
| 150万円以下 | 45万円(従来の特定扶養控除) | 約4.5万円 |
| 150万円超〜155万円 | 45万円(新設) | 約4.5万円 |
| 155万円超〜160万円 | 38万円 | 約3.8万円 |
| 160万円超〜170万円 | 29万円 | 約2.9万円 |
| 170万円超〜175万円 | 21万円 | 約2.1万円 |
| 175万円超〜180万円 | 14万円 | 約1.4万円 |
| 180万円超〜185万円 | 7万円 | 約0.7万円 |
| 185万円超〜188万円 | 4万円 | 約0.4万円 |
| 188万円超 | 0円(対象外) | — |
令和8年度から扶養控除の所得要件が「給与収入103万円以下」から「123万円以下」に緩和されました。103万円超〜150万円の範囲は特定扶養控除(45万円)が適用されます。150万円超〜188万円の範囲が本控除(特定親族特別控除)の対象となります。上のツールで特定親族の年収を入力して住民税への影響を確認できます。
出典:財務省「令和8年度税制改正大綱 §一の3」(PDF)・2026-05-24確認
年収別 名古屋市住民税 早見表(2026年度・独身扶養なし)
令和8年度(2026年度)の税制に基づく概算です。給与所得控除の最低保障額65万円(令和8年度改正後)・均等割5,300円を含みます。標準税率との差額も確認できます。
| 年収 | 名古屋市(9.7%) | 標準税率(10%) | 減税効果(概算) | 月割り(名古屋市) |
|---|---|---|---|---|
| 110万円以下 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 150万円 | 約8,000円 | 約9,500円 | 約1,500円 | 約700円 |
| 200万円 | 約5.0万円 | 約5.2万円 | 約2,000円 | 約4,200円 |
| 300万円 | 約11〜12万円 | 約12〜13万円 | 約3,700円 | 約9,500円 |
| 400万円 | 約16〜17万円 | 約17〜18万円 | 約5,500円 | 約1.4万円 |
| 500万円 | 約22〜24万円 | 約23〜25万円 | 約7,400円 | 約1.9万円 |
| 700万円 | 約37〜40万円 | 約39〜42万円 | 約11,400円 | 約3.2万円 |
| 1,000万円 | 約62〜67万円 | 約65〜70万円 | 約19,000円 | 約5.4万円 |
※ 給与所得控除・基礎控除のみ適用の概算。社会保険料控除・生命保険料控除等を適用すると実際の住民税は下がります。減税効果額は名古屋市公式モデルケースを参考に算出。上のツールで配偶者・扶養人数を考慮した正確な額を計算してください。
令和8年度(2026年度)名古屋市住民税の改正ポイント
令和8年度から名古屋市の市民税・県民税に関係する以下の改正が適用されます(名古屋市公式・令和8年度改正・2026-05-23確認)。
| 改正項目 | 改正前(令和7年度まで) | 改正後(令和8年度〜) | 対象者 |
|---|---|---|---|
| 給与所得控除の最低保障額 | 55万円 | 65万円 | 給与収入190万円以下の方 |
| 非課税基準(給与収入のみ・独身) | 100万円以下 | 110万円以下 | 単身・給与のみ |
| 扶養控除の所得要件(給与換算) | 103万円以下 | 123万円以下 | 扶養親族・配偶者 |
| 特定親族特別控除(新設) | なし | 3〜45万円 | 19〜23歳・所得58〜123万円 |
| 市民税の減税率 | 5%減税 | 5%減税(継続) | 全納税者 |
| 基礎控除(住民税) | 43万円 | 43万円(変更なし) | 全員 |
名古屋市の住民税 支払い方法(特別徴収 vs 普通徴収)
| 区分 | 対象者 | 支払い方法 | 令和8年度スケジュール |
|---|---|---|---|
| 特別徴収 | 給与所得者(会社員・パート等) | 勤務先が給与から天引きして名古屋市に納付 | 2026年6月〜2027年5月の12回均等払い |
| 普通徴収 | 自営業者・退職者・フリーランス等 | 納付書で年4回(6月・8月・10月・翌年1月) | 第1期:2026年6月末、第2期:2026年8月末 |
特別徴収の場合、令和8年度の住民税通知書(特別徴収税額通知書)は各事業所へ5月に発送されます。普通徴収の場合は6月頃に自宅へ送付されます。
名古屋市の住民税 主な支払い方法
| 支払い方法 | 対応 | 備考 |
|---|---|---|
| 給与天引き(特別徴収) | ○ | 会社員は自動。手続き不要 |
| 口座振替 | ○ | 普通徴収の方は申請で自動引落し可 |
| eLTAX(地方税お支払いサイト) | ○ | クレジットカード・Pay払い対応 |
| コンビニ払い(納付書) | ○ | 30万円以下の納付書のみ |
| 金融機関・市税事務所窓口 | ○ | 名古屋市内の各金融機関・郵便局で可 |
課税所得の計算方法(令和8年度・名古屋市対応)
名古屋市の住民税の課税所得は以下の計算式です。令和8年度から給与所得控除の最低保障額が65万円に引き上げられました(給与収入190万円以下の方に適用)。
// 給与所得控除(住民税用・令和8年度)
// ※ 令和8年度から給与収入190万円以下の最低保障額が65万円(従来55万円)に引き上げ
function calcKyuyoKojo(nenshu) {
if (nenshu <= 1900000) return 650000; // 令和8年度改正:65万円(従来55万円)
if (nenshu <= 3600000) return Math.floor(nenshu * 0.3 / 1000) * 1000 + 80000;
if (nenshu <= 6600000) return Math.floor(nenshu * 0.2 / 1000) * 1000 + 440000;
if (nenshu <= 8500000) return Math.floor(nenshu * 0.1 / 1000) * 1000 + 1100000;
return 1950000;
}
// 課税所得 = 給与収入 - 給与所得控除 - 基礎控除(43万) - 扶養控除(33万/人) - 配偶者控除(33万)
// 名古屋市の住民税
// 市民税所得割 = 課税所得 × 7.7%(5%減税後5.7%+税源移譲2%)
// 県民税所得割 = 課税所得 × 2%
// 均等割合計 = 5,300円(市2,800円+県1,500円+森林環境税1,000円)
// 合計住民税 = 市民税所得割 + 県民税所得割 + 均等割 名古屋市の住民税が安くなる控除一覧(8種)
名古屋市では、市民税5%減税に加え、全国共通の住民税控除も適用されます。主な控除は以下の通りです(名古屋市公式・2026-05-23確認)。
| 控除の種類 | 住民税の控除額 | 主な対象 |
|---|---|---|
| 基礎控除 | 43万円 | 全員(課税所得2,400万円以下) |
| 扶養控除(一般) | 33万円/人 | 16歳以上の扶養親族(令和8年度〜所得要件123万円以下) |
| 特定扶養控除 | 45万円/人 | 19〜22歳の扶養親族 |
| 特定親族特別控除(令和8年度新設) | 3〜45万円/人 | 19〜23歳・所得58〜123万円の親族 |
| 障害者控除 | 26万円 | 身体障害者手帳3〜6級等 |
| 特別障害者控除 | 30万円(同居53万円) | 身体障害者手帳1・2級等 |
| 寡婦控除 | 26万円 | 死別・離別の女性(要件あり) |
| ひとり親控除 | 30万円 | 未婚・死別・離別のひとり親 |
あいち森と緑づくり税とは(愛知県独自の超過課税)
愛知県が2006年度から実施している超過課税です。個人の場合は均等割に500円を上乗せして徴収します。
- 目的: 県内の森林整備・緑化推進のための財源
- 対象: 愛知県内全市町村に住む個人住民税の納税者
- 金額: 個人は年500円(均等割に上乗せ)
愛知県外の市区町村(東京・大阪等)にはこの税はありません。名古屋市民は標準の均等割より500円多く支払う点に注意が必要です。ただし市民税5%減税による所得割の節税効果の方が大きいため、名古屋市全体での負担は標準税率の市より低くなります(年収300万円以上の場合)。
ふるさと納税で名古屋市の住民税をさらに節税(ダブル節税)
名古屋市は市民税5%減税で住民税がお得ですが、ふるさと納税を組み合わせるとさらに節税できます。
- 所得税: 寄付額から2,000円引いた額が所得控除(確定申告または年末調整で還付)
- 住民税(基本控除): (寄付額 − 2,000円)× 9.7%(名古屋市税率)
- 住民税(特例控除): 残余分を住民税から控除(上限: 住民税所得割の20%)
名古屋市の場合、住民税所得割が9.7%のため、ふるさと納税の住民税基本控除額は標準税率(10%)の市より若干少なくなります。実質的な節税効果はほぼ同じです。上のツールで実際の控除額を確認してください。
よくある質問(名古屋市の住民税・11問)
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- 名古屋市「市民税減税について」
- 名古屋市「税額の計算方法」
- 名古屋市「市民税・県民税の計算例」
- 名古屋市「減税額のモデルケース」
- 名古屋市「令和8年度以降適用される市民税・県民税に関する主な税制改正」
- 愛知県「個人県民税(あいち森と緑づくり税)」
- 総務省「森林環境税及び森林環境譲与税」
本ツールは名古屋市公式の税率(市民税7.7%・県民税2%・均等割5,300円)に基づく概算です(2026-05-23時点)。分離課税・調整控除・住宅ローン控除等の税額控除は含みません。正確な税額は住民税決定通知書または名古屋市市税事務所(市民税課:052-972-2352)にご確認ください。