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パート・アルバイトの所得税計算ツール(令和8年分・月105,000円の壁に対応)

月収と社会保険料等を入れると、国税庁の令和8年分月額表(甲欄・乙欄)から毎月の源泉徴収所得税を計算します。甲欄では社会保険料等を引いた後の給与が月105,000円未満なら0円です(令和7年分は88,000円未満)。年収178万円の壁(令和8・9年分)まであといくらかも出します。

収入の壁 早見表(令和8年分・2026年分)
月105,000円未満社会保険料等を引いた後の月給がこれ未満なら毎月の源泉徴収0円(甲欄・扶養0人。令和7年分は88,000円未満)
160万円→178万円令和8年度改正で令和8年分の壁が178万円に拡大
106万円→廃止社会保険加入の賃金要件(月額8.8万円)は2026年10月1日に撤廃
130万円扶養の社会保険から外れる(変更なし)
136万円扶養控除・配偶者控除の所得要件(合計所得62万円)の給与収入換算
169万円配偶者特別控除の満額ライン(令和8年分。令和7年分は160万円)
178万円令和8・9年分の所得税非課税ライン(給与所得控除74万円+基礎控除104万円)
入力

給与明細の健康保険・厚生年金・雇用保険などの合計。加入していなければ0円。税額表は「月収−社会保険料等」の金額で引きます。

扶養控除等申告書に書いた源泉控除対象配偶者と、16歳以上の扶養親族などの数。16歳未満の子は数えません。本人や家族が障害者などに当たるときは1人ずつ加えます(甲欄のみ)。

例 月収100,000円・社会保険料等なし・扶養親族等0人・甲欄の場合 入力を変えると、あなたの条件の結果に変わります。

毎月の源泉徴収 0円ラインの判定(令和8年分)
0円(100,000円は扶養0人の0円の上限 105,000円未満)
所得税(月額・令和8年分月額表)
¥0
税額表を引く金額(月収−社会保険料等)
¥100,000
所得税(毎月同じ額の場合の年換算)
¥0
年収(月収×12)の概算
¥1,200,000
178万円の壁(所得税非課税ライン・令和8・9年分)まであと
¥580,000(年収178万円まで余裕あり)
アドバイス

年収¥1,200,000は令和8・9年分の所得税非課税ライン(178万円)以下なので、年の所得税はかかりません。月148,333円程度までなら年収178万円を超えません。なお扶養控除・配偶者控除の所得要件は給与収入136万円までなので、扶養に入っている場合はそちらが先に来ます。

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このツールで扱わないこと

計算式と仕組み

税額表を引く金額を出す

月収(交通費の非課税分を除く)から、健康保険・厚生年金・雇用保険などの社会保険料等を引く

月収 − 社会保険料等 = 税額表を引く金額(例: 月収110,000円・雇用保険料のみ天引きなら、その分を引いた額)

甲欄(主な勤務先・扶養控除等申告書あり)

令和8年分月額表の、①の金額の行と扶養親族等の数の列が交わる額。105,000円未満は全員0円

扶養0人: 105,000円未満 0円 → 105,000円〜107,000円未満 170円 → 110,000円 380円 → 120,000円 890円 → 130,000円 1,400円

乙欄(2社目以降・申告書なし)

105,000円未満は①の金額×3.063%、105,000円以上は月額表の乙欄の額

100,000円 → 3,063円(×3.063%) → 105,000円〜107,000円未満 3,800円

令和8年度改正後の非課税ライン(年間の給与収入)

令和8・9年分は178万円(給与所得控除74万円+基礎控除104万円)。令和7年分は160万円、令和10年分以後は168万円。毎月の源泉徴収との差は年末調整で精算

令和7年分 65万+95万=160万円 → 令和8・9年分 74万+104万=178万円 → 令和10年分以後 69万+99万=168万円

使い方(3ステップ)

  1. 月収・社会保険料等・扶養親族等の数・甲欄/乙欄を入力する
  2. 毎月の源泉徴収が0円か(令和8年分は月105,000円未満)と、年収の壁(令和8年分は178万円)を確認する
  3. 年末に向けて収入調整が必要かどうかを判断する

105,000円の壁とは(2025年は88,000円)

令和8年分(2026年分)の給与所得の源泉徴収税額表(月額表)では、甲欄の人は、その月の社会保険料等を引いた後の給与が105,000円未満なら源泉徴収税額が0円です。105,000円以上になると、扶養親族等が0人の人から源泉徴収が始まります。令和7年分(2025年分)の月額表では、この線は88,000円未満でした。

0円になる上限は、扶養控除等申告書に書いた扶養親族等の数によって上がります(令和8年分月額表・甲欄)。

扶養親族等の数 源泉徴収0円の上限(社会保険料等控除後) 上限ちょうどからの税額
0人 105,000円未満 170円
1人 137,000円未満 190円
2人 171,000円未満 100円
3人 217,000円未満 130円
4人 263,000円未満 170円
5人 308,000円未満 210円
6人 347,000円未満 190円
7人 386,000円未満 170円

出典: 国税庁「令和8年分 源泉徴収税額表」給与所得の源泉徴収税額表(月額表)(2026-10-03確認)。表の値はこのページの計算と同じデータから出しています。

注意:月105,000円は毎月の源泉徴収が始まる線で、年収178万円の壁(令和8年分の非課税上限)とは別のものです。月105,000円以上で源泉徴収されても、年間の給与収入が178万円以下なら、引かれた所得税は年末調整(または確定申告)で全額戻ります。乙欄の給与は105,000円未満でも3.063%が引かれます。

令和8年度税制改正:所得税の壁が160万円から178万円へ(令和8年分〜)

令和8年度税制改正は令和8年3月に成立済みで、令和8年分(2026年分)の所得税から適用されます。所得税の基礎控除が最大104万円(本則62万円+租税特別措置法の加算42万円)、給与所得控除の最低保障額が74万円(本則69万円+令和8・9年分限りの特例5万円)に引き上げられ、所得税の非課税ライン(給与収入ベース)は178万円になりました。

非課税ラインの3段階タイムライン
  • 令和6年分(2024年分)まで:103万円(給与所得控除55万円+基礎控除48万円)
  • 令和7年分(2025年分):160万円(給与所得控除65万円+基礎控除95万円)
  • 令和8・9年分(2026・2027年分):178万円(給与所得控除74万円+基礎控除104万円)← いま適用される年分
  • 令和10年分(2028年分)以後:168万円(給与所得控除69万円+基礎控除99万円)

※令和8年11月までの毎月の源泉徴収事務に変更はありません(毎月の税額は令和8年分の月額表のまま)。改正分は令和8年12月の年末調整または確定申告で精算されます。個人住民税は別制度で、住民税の基礎控除43万円は今回変更されていません(住民税の給与所得控除の最低保障額は令和8年度分が65万円、令和9年度分=2026年の所得から74万円)。詳細は所得税・住民税計算機もご参照ください。

出典: 国税庁「源泉所得税の改正のあらまし(令和8年4月)」・財務省「令和8年度税制改正の大綱」(2026-08-31確認)

配偶者特別控除の満額ラインも169万円に拡大(令和8年分〜)

配偶者特別控除の控除額と各段の上限は合計所得金額ベースで定められており、今回変わっていません(満額38万円は合計所得95万円以下、対象上限は合計所得133万円以下。始まりが合計所得58万円超から62万円超に動きました)。給与収入への換算は、給与所得控除の最低保障額が65万円から74万円に上がったため、令和8年分(2026年分)の目安は次のようになります。

※令和7年分は満額ライン160万円・上限201万5,999円でした。配偶者控除(同一生計配偶者)の所得要件は令和8年分から合計所得62万円以下=給与収入136万円以下です(令和7年分は58万円以下=123万円以下)。詳しくは年収の壁 総合ガイドをご確認ください。

106万円の壁は2026年10月1日に撤廃

2025年6月成立の年金制度改革関連法により、月額賃金8.8万円以上という賃金要件は2026年10月1日に廃止されました。これにより106万円の壁はなくなりました。勤務先の厚生年金の被保険者が51人以上の会社では、週20時間以上・2か月を超える雇用見込み・学生でない、の3つを満たすと、年収に関係なく本人が社会保険(健康保険・厚生年金)に加入します。

撤廃後の社会保険加入の要件(パートなど短時間で働く人)
  • 週20時間以上の労働
  • 2か月を超える雇用見込み
  • 学生でないこと
  • 勤務先の厚生年金の被保険者が51人以上

企業規模の要件は法律で日程が決まっています。2027年9月までは51人以上、2027年10月から36人以上、2029年10月から21人以上、2032年10月から11人以上で、2035年10月に人数の要件はなくなります(人数は厚生年金の被保険者の数)。配偶者などの扶養から外れる130万円の基準(被扶養者の認定。配偶者以外の19歳以上23歳未満は150万円)は変わっていません。手取り計算はパート手取り計算ツールもあわせてご活用ください。

よくある質問

パートの所得税は月収いくらからかかる?

結論:令和8年分(2026年分)の源泉徴収税額表(月額表)では、甲欄(勤務先に扶養控除等申告書を出している場合)で、社会保険料等を引いた後の給与が月105,000円未満なら毎月の源泉徴収は0円です。令和7年分(2025年分)の月額表では88,000円未満でした。扶養親族等が1人いれば137,000円未満まで0円です。2社目以降の給与など乙欄では105,000円未満でも3.063%がかかります。

パートで月105,000円を超えたら毎月いくら引かれる?

結論:月額表の行で決まります。甲欄・扶養親族等0人の場合、社会保険料等を引いた後の給与が105,000円〜107,000円未満なら170円、110,000円なら380円、120,000円なら890円、130,000円なら1,400円です(令和8年分)。「超えた分×3%」のような一定の率ではなく、2,000円刻みの階段です。年の税額との差は年末調整で精算されます。

令和8年度の税制改正で103万円の壁はどう変わった?

結論:所得税の壁は年分ごとに3段階で動きます。令和7年分(2025年分)は基礎控除95万円+給与所得控除65万円=160万円、令和8・9年分(2026・2027年分)は基礎控除104万円+給与所得控除74万円=178万円、令和10年分(2028年分)以後は基礎控除99万円+給与所得控除69万円=168万円です。178万円への引き上げは令和8年度税制改正で令和8年3月に成立済みで、令和8年分の所得税から適用されます。ただし令和8年11月までの毎月の源泉徴収事務に変更はなく、令和8年12月の年末調整または確定申告で精算されます(出典:国税庁「源泉所得税の改正のあらまし(令和8年4月)」・財務省「令和8年度税制改正の大綱」)。

配偶者特別控除が満額もらえる配偶者の年収はいくらまで?

結論:令和8年分(2026年分)は給与収入169万円までです。配偶者特別控除の控除額と各段の上限は合計所得金額ベースで定められており、今回変わっていません(満額38万円は合計所得95万円以下。始まりが合計所得58万円超から62万円超に動きました)。給与収入への換算は、給与所得控除の最低保障額が65万円から74万円に上がったため、満額ラインは令和7年分の160万円から令和8年分は169万円になりました。169万円を超えると控除額が段階的に減少し、給与収入約207万円(合計所得133万円)を超えると控除ゼロです(令和7年分は201万5,999円超でゼロ)。

106万円の壁は2026年10月に廃止されたって本当?

結論:本当です。2025年6月成立の年金制度改革関連法により、月額賃金8.8万円以上という賃金要件は2026年10月1日に廃止されました。これにより106万円の壁はなくなりました。勤務先の厚生年金の被保険者が51人以上の会社では、週20時間以上・2か月を超える雇用見込み・学生でない、の3つを満たすと、年収に関係なく本人が社会保険(健康保険・厚生年金)に加入します。

パートの年末調整で還付されるのはどんな場合?

結論:年末調整で還付されるのは、①月々の源泉徴収額が年間の実際の所得税より多かった場合(月収が年の途中で変動した場合等)、②生命保険料控除・地震保険料控除・小規模企業共済等掛金控除等を申告した場合、③配偶者控除・扶養控除の追加申告をした場合などです。令和8年分(2026年分)は年収178万円以下なら所得税が0円となるため、源泉徴収された分が全額還付される可能性があります。令和8年11月までの毎月の源泉徴収事務は変更されないので、この精算は令和8年12月の年末調整または確定申告で行われます。

甲欄と乙欄の違いは何?

結論:甲欄は「給与所得者の扶養控除等申告書」を出している主たる勤務先の給与に使い、令和8年分は社会保険料等を引いた後の給与が月105,000円未満なら0円です。乙欄は2社目以降の給与や申告書を出していない場合に使い、105,000円未満でもその金額の3.063%(例: 100,000円なら3,063円)、105,000円以上は月額表の乙欄の額(105,000円〜107,000円未満なら3,800円)がかかります。

関連ツール・解説ページ

参考公的ソース

計算ナビ 編集部|最終更新: 2026年10月16日| 公式ソース: 国税庁「令和8年分 源泉徴収税額表」・ 国税庁「No.1800 パート収入はいくらまで所得税がかからないか」
免責事項
本ツールは令和8年分の月額表で毎月の源泉徴収税額を出すものです。年の所得税は各種控除・年末調整の結果で決まり、毎月の源泉徴収額の合計とは異なります。賞与の源泉徴収は別の表を使います。正確な金額は勤務先の給与担当または税務署にご確認ください。
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