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エクセルで労働保険料を計算する方法

コピペで使えるエクセル計算式と、年度更新に対応したシート作成手順を解説します。ページ下部のフォームで計算結果の検算もできます。

コピペで使えるエクセル計算式

以下の計算式をエクセルに貼り付けて使用できます。セル番地は自社シートのレイアウトに合わせて変更してください。

シートの基本レイアウト(例)

A列(ラベル)         B列(値)
A1: 年間賃金総額       B1: 30000000    ← 円で入力
A2: 雇用保険料率(事業主)  B2: 0.0095  ← 一般事業
A3: 雇用保険料率(労働者)  B3: 0.0060
A4: 労災保険料率       B4: 0.003       ← 業種別に変更
A5: 雇用保険料(事業主)  B5: =ROUND(B1*B2,0)
A6: 雇用保険料(労働者)  B6: =ROUND(B1*B3,0)
A7: 労災保険料         B7: =ROUND(B1*B4,0)
A8: 合計(事業主負担)  B8: =B5+B7
A9: 1人あたり月額目安  B9: =ROUND(B8/従業員数セル/12,0)

雇用保険料の計算式(2024年度)

' ---- 一般事業 ----
' 事業主負担
=ROUND(年間賃金総額セル * 0.0095, 0)

' 労働者負担(給与から天引き)
=ROUND(年間賃金総額セル * 0.006, 0)

' ---- 農林水産業・清酒製造業 ----
' 事業主負担
=ROUND(年間賃金総額セル * 0.0115, 0)

' 労働者負担
=ROUND(年間賃金総額セル * 0.008, 0)

' ---- 汎用(料率をセル参照にする場合)----
=ROUND(B1 * B2, 0)   ' B1=賃金総額, B2=料率セル

労災保険料の計算式(主要業種)

' 事務・金融・保険・小売・卸売(0.3%)
=ROUND(年間賃金総額セル * 0.003, 0)

' 飲食業・製造業(0.6%)
=ROUND(年間賃金総額セル * 0.006, 0)

' 運輸業(1.2%)
=ROUND(年間賃金総額セル * 0.012, 0)

' 介護・福祉(0.8%)
=ROUND(年間賃金総額セル * 0.008, 0)

' 建設業(3.5%)
=ROUND(年間賃金総額セル * 0.035, 0)

' 汎用(料率をC列に入力して業種切り替え)
=ROUND(B1 * C4, 0)

年度更新(概算・確定の差額)の計算式

' シートの構成例(年度更新シート)
A1: 前年度 申告済概算保険料    B1: 300000   ← 円で入力
A2: 前年度 年間賃金総額        B2: 30000000 ← 円で入力
A3: 前年度 雇用保険料率(事業主) B3: 0.0095
A4: 前年度 労災保険料率        B4: 0.003
A5: 前年度 確定保険料          B5: =ROUND(B2*B3,0)+ROUND(B2*B4,0)
A6: 確定と概算の差額           B6: =B5-B1
  ' 正 → 追加納付が必要
  ' 負 → 超過分を当年度概算に充当

A8: 当年度 見込み賃金総額      B8: 30000000
A9: 当年度 雇用保険料率(事業主) B9: 0.0095
A10: 当年度 労災保険料率       B10: 0.003
A11: 当年度 概算保険料         B11: =ROUND(B8*B9,0)+ROUND(B8*B10,0)

A13: 7月10日までの納付合計      B13: =MAX(B6,0)+MAX(B11-MAX(-B6,0),0)
  ' 差額がプラスなら追加納付、マイナスなら超過分を充当

A15: 延納(分割)可否           B15: =IF(B11>=400000,"可能(3回分割)","不可(40万円未満)")

シート作成のポイント

よくある計算ミスと対処法

よくあるミス 対処法
賃金総額に退職金を含めた 退職金(一時金)は賃金総額から除外する
ROUND関数を省略して端数が残った 必ず=ROUND(計算式, 0)で円未満を処理する
前年の保険料率をそのまま使った 厚生労働省の告示で最新料率を毎年確認する
週20時間未満のパートを含めた 雇用保険の適用除外者は賃金総額から除外する
万円単位で入力して料率を掛けた 料率を掛ける前に円に変換する(×10,000)
計算結果の検算(シンプル版)

エクセルで計算した結果と照合するのにお使いください。

一般事業: 0.95% / 農林水産・清酒製造業: 1.15%

事務・小売・卸売: 0.3% / 飲食・製造: 0.6% / 建設: 3.5%(その他は上の料率表を参照)

合計保険料(事業主負担)
計算中...
雇用保険料(事業主負担)
労災保険料
エクセルで同じ結果を出す計算式:

※ エクセルでは料率を%形式(0.95%)ではなく小数(0.0095)で入力してください。

よくある質問

エクセルで労働保険料を計算するメリットは?

結論:毎年の年度更新で前年シートをコピーして賃金総額を更新するだけで概算・確定保険料が自動計算されます。社内で計算根拠を記録・共有するためにも役立ちます。

エクセルで雇用保険料を計算するセル式は?

結論:一般事業の場合、年間賃金総額がB1セルなら雇用保険料(事業主)は「=ROUND(B1*0.0095,0)」です。料率をセル参照にする場合は「=ROUND(B1*B2,0)」のように書きます。

エクセルで労災保険料を計算するセル式は?

結論:事務・小売の場合は「=ROUND(B1*0.003,0)」です。業種ごとに料率を専用セルに入力して参照する方法が、毎年の更新に便利です。

エクセルの労働保険料計算シートで注意すべき点は?

結論:①保険料率は毎年度変わる可能性があるため最新料率を確認する、②退職金・出張旅費は賃金総額に含めない、③ROUND関数で円未満を処理する、の3点が主な注意点です。

エクセルのテンプレートは厚生労働省から配布されている?

結論:公式のエクセルテンプレートは一般配布されていません。e-Govによる電子申請を利用するか、本ページの計算式を参考に自社用シートを作成してください。

関連ツール

計算ナビ 編集部|最終更新: 2026年5月| 公式ソース: 厚生労働省「労災保険料率表」厚生労働省「雇用保険料率」
免責事項
本ページの計算式・計算結果は概算値です。実際の保険料は賃金の増減・加入・除外者の有無等により異なります。年度更新の申告・納付は所轄の労働局または社会保険労務士にご相談ください。