FV関数の使い方|複利計算をExcel・Googleスプレッドシートで行う方法
ExcelのFV関数で複利計算する方法を徹底解説。引数・書式・月次/年次複利の使い分け・よくあるエラーと解決法をわかりやすく説明します。
FV関数とは
FV関数(Future Value:将来価値)はExcelおよびGoogleスプレッドシートに標準搭載の財務関数です。一定利率・一定期間での複利計算を行い、将来の資産額を求めます。投資・積立・ローンの将来残高計算に幅広く使われています。
FV関数の書式
=FV(利率, 期間数, 定期支払額, 現在価値, [支払期日])
| 引数名 | 説明 | 入力例 | 必須 |
|---|---|---|---|
| 利率 | 1期間あたりの利率 | 5%/12(月次)または5%(年次) | ○ |
| 期間数 | 合計期間数 | 20*12(月次20年)または20(年次) | ○ |
| 定期支払額 | 毎期の積立額(支払い→負の値) | -30000(月3万円)または0 | ○ |
| 現在価値 | 元本(支払い→負の値) | -1000000(100万円) | ○ |
| 支払期日 | 0=期末払い、1=期首払い | 0(省略可) | △ |
⚠️ 重要:元本・積立額は必ず負の値で入力
FV関数では「支払う金額」として元本と積立額を入力するため、負の値(-1000000など)にします。正の値にすると結果がマイナスになります。
月次複利の使い方
一般的な投資信託・積立投資は月次複利で計算します。年利から月次に変換する必要があります。
月次複利・積立なし(年利5%・20年・元本100万円)
=FV(5%/12, 20*12, 0, -1000000)
結果:2,712,640円(約271万円)
月次複利・積立あり(年利5%・20年・元本100万円・月3万円)
=FV(5%/12, 20*12, -30000, -1000000)
結果:3,953,370円(約395万円)
年次複利の使い方
年次複利(年利7%・30年・元本100万円)
=FV(7%, 30, 0, -1000000)
結果:7,612,255円(約761万円)
よくあるエラーと解決法
| 症状 | 原因 | 解決法 |
|---|---|---|
| 結果がマイナス | 元本・積立を正の値で入力 | -1000000のように負の値に変更 |
| #NUM! エラー | 引数の数値が不正 | 利率に文字列・期間数が0以下でないか確認 |
| #VALUE! エラー | 引数が数値でない | 全引数が数値になっているか確認 |
| 計算結果が想定より小さい | 年次複利で入力しているのに月次のつもり | 月次複利は5%/12と20*12で入力 |
よくある質問
FV関数で元本が表示されない・エラーが出る場合は?
最多ミスは元本を正の値で入力していることです。元本と積立額は必ず負の値(-1000000など)で入力します。「#NUM!」エラーは引数の型が違う場合に出ます。
FV関数の結果がマイナスになる場合は?
元本や積立額を正の値で入力しています。現在価値(第4引数)と定期支払額(第3引数)を負の値に変更してください。または =ABS(FV(...)) で絶対値を取ることもできます。
FV関数とPV関数の違いは何ですか?
FV関数は「今いくら投資すると将来いくらになるか」を計算します。PV関数は「将来の金額の現在価値はいくらか」を計算します。複利計算で将来の資産額を求める場合はFV関数を使います。
関連ツール
計算ナビ 編集部|最終更新: 2026年5月|
参考:
Microsoft Office「FV関数」
免責事項
本ページの計算結果は概算値です。将来の運用成果を保証するものではありません。
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