転職年収下がる許容範囲シミュレーター
転職で年収が下がる場合、手取りはいくら減る?月々の手取りから固定支出を引いた残額と、30年間の累積手取り差を概算で計算します
※ 配偶者控除・16歳未満の子・特定扶養・老人扶養は計算に入れていません。
このツールで扱わないこと
- 手取りは、東京・40歳未満・賞与なしの協会けんぽ加入者として、令和8年分(2026年分)の制度で計算した平年の概算です。年収130万円未満の入力では、社会保険料を引かない前提です。
- 扶養は16歳以上の一般の控除対象扶養親族だけです。配偶者控除・配偶者特別控除、16歳未満の子(扶養控除はありませんが、住民税の非課税限度額の人数には入ります)、特定扶養・老人扶養、障害者控除は入れていません。
- 生命保険料・医療費・iDeCo・ふるさと納税・住宅ローン控除などの追加の控除は入力できません。
- 「固定支出を引いた残額」には、食費・光熱費などの変動費、固定支出に入れていない返済、貯蓄、予備費が入っていません。残額がプラスでも、生活が成り立つとは限りません。
- 30年間の累積手取り差は、前後の年収・扶養・令和8年分の制度が30年間変わらないと仮定した計算です。昇給、制度改正、年齢による保険料の変化、転職した年の実額(転職月による住民税や社会保険料のずれ)は入っていません。
計算式と仕組み
手取り計算(前後それぞれ)
手取り = 年収 - 社会保険料 - 所得税 - 住民税 / ※ 詳細は「年収上がりすぎ計算ページ」と同じ計算(共有の手取り計算)を使います
固定支出を引いた残額
残額 = 転職後手取り月額 - 固定支出月額
30年間の累積手取り差(概算)
累積手取り差 = (転職後手取り年額 - 転職前手取り年額) × 30
累積手取り差 = (転職後手取り年額 - 転職前手取り年額) × 30
残額の見方
残額がプラス → 固定支出を払ったあとに残る額があります(変動費・貯蓄・予備費は含みません)
残額が0円 → 変動費や貯蓄に回せる額がありません / 残額がマイナス → 固定支出が手取りを上回っています
使い方(3ステップ)
- 現在年収・転職後予定年収・扶養親族の人数・月間固定支出を入力する
- 手取りの減少額と、固定支出を引いた残額を確認する
- 残額がマイナスの場合は、固定支出の見直しや、転職後年収の交渉を検討する
年収ダウン転職を検討する前に確認すべきこと
年収ダウンを伴う転職を検討する際、最も重要なのは「その転職が中長期的に収入・キャリアを向上させるか」です。以下のチェックリストで確認してください。
- 固定支出を引いた残額から、変動費・貯蓄・予備費を出しても足りるか
- 年収ダウンの幅が、貯蓄や家計で受け止められる範囲か
- 転職先でのスキルアップ・昇給見込みがあるか
- 転職先の業界・会社が成長しているか
- ワークライフバランス改善による副業・自己投資時間が増えるか
重要: 年収ダウンが大きく、固定支出を引いた残額もマイナスで、転職先でスキルや収入の見込みも立たない場合は、慎重に検討してください。ここに示した確認項目は当サイトの整理で、公的な基準ではありません。
年収ダウン後の固定費の見直し
残額がマイナスになる場合は、固定費の見直しを検討します。削減できる額は現在の契約や家賃によって大きく変わるため、ここでは金額の目安を載せません。自分の明細で確認してください。
- 通信費: 現在の契約と、他のプランの月額を比べる
- サブスクリプション: 使っていないものを洗い出す
- 保険: 保障内容と保険料を見直す
- 家賃: 引越しの初期費用と、月々の差額を比べる
よくある質問
年収100万円ダウンで手取りはいくら減る?
年収400万円→300万円のように100万円ダウンした場合、手取りは年間768,272円(月約64,023円)減ります(東京・40歳未満・扶養なし・賞与なしの試算)。税金・社会保険料も下がるため、手取りの減少は額面の減少額(100万円)の約77%です。税率の区分をまたぐと割合が変わるので、自分の条件はこのツールで確認してください。
転職で年収ダウンしても後悔しないラインは?
一律の基準はありません。手取りがいくら減るか、固定費を引いた残額がいくらか、そこから食費・光熱費などの変動費や貯蓄、予備費を出しても足りるか、転職先で得られる経験や将来の年収の見込みはどうか、を合わせて考えます。このツールで出せるのは、手取りの減少額と、月間固定支出を引いた残額までです。
20代の年収ダウン転職は損?
損かどうかは、転職先で身につく経験や、その後の年収の変化によって変わります。将来の年収がどのくらいの期間で戻るかは、職種・本人・市場の状況しだいで、このツールでは予測していません。このツールの30年間の累積手取り差は、年収が30年間変わらない前提の計算です。
年収ダウン後に生活費を見直すポイントは?
固定費(家賃・保険・通信費・サブスクなど)は、一度見直すと毎月の効果が続きます。削減できる額は契約や家賃の内容で大きく変わるため、自分の明細で確認してください。効果は「削減する月額 × 12」と、このツールで出る年間の手取り減少額を比べて確かめます。初期値(500万円→400万円)では手取りが年間773,924円(月約64,494円)減るので、これを固定費の見直しだけで補うには、月64,494円ほどの削減が必要です。
転職エージェントは年収ダウンしない交渉ができる?
転職エージェントは企業との間で年収などの条件を調整することがありますが、結果は求人の内容と本人の経歴しだいで、年収が維持できるとは限りません。求職者から手数料を取ることは、職業安定法で原則として禁止されています(32条の3第2項)。ただし、芸能家・モデル・経営管理者など、厚生労働省令で定める職種には例外があります。利用する事業者の手数料表を確認してください。(出典:厚生労働省「職業安定法」)
関連ツール
参考公的ソース
- 国税庁「源泉所得税の改正のあらまし(令和8年4月)」(PDF・基礎控除104万円/給与所得控除74万円)
- 国税庁「No.1410 給与所得控除」
- 国税庁「No.2260 所得税の税率」
- 厚生労働省「職業安定法」
本ツールは令和8年分(2026年分)の所得税制・2026年度の保険料率に基づく概算値です。実際の手取り・税額は個別事情(各種控除・住所地・勤務先の保険組合)により異なります。正確な金額は税理士・社会保険労務士にご確認ください。30年間の累積手取り差は、前後の年収・扶養・制度が30年間変わらないと仮定した概算です。