農業者年金の積立シミュレーション(無料)
加入年齢・加入期間・月額保険料を入れると、仮定の年2%運用での積立額と、それを240回で取り崩した場合の参考額、付加年金(国民年金の上乗せ)の年額を計算します。農業者年金の給付額そのものは算定しません。
農業者年金の加入を検討中の農業者・農業後継者向け。積立額の規模感をつかむためのツールで、実際の給付額は農業者年金基金の資料で確認してください。
20〜59歳は第1号被保険者として、60〜64歳は国民年金の任意加入者として加入できます。納付できるのは65歳未満までで、加入期間は「65 − 年齢」年を超えられません。
最大40年。年齢が上がるほど上限は短くなります(「65 − 年齢」と40年の小さいほう)。
月額20,000円〜67,000円を1,000円単位で設定できます。35歳未満で一定の要件を満たす方は月額10,000円から加入できます(本ツールは35歳未満のときだけ10,000〜19,000円を受け付けます。35歳になると下限が20,000円に上がるため、その場合は35歳になるまでの加入期間だけ計算します)。国の保険料補助を受ける場合は基準の20,000円に固定です。
※ 月額の参考額は、「仮定の年2%で積み立てた資産を240回で均等に取り崩す」計算で、農業者年金の給付額ではありません。農業者年金は終身にわたって支給され、実際の額は運用実績や制度の算定で決まります。特例付加年金は算定していません。実際の受給見込みは農業者年金基金の資料でご確認ください。
このツールで扱わないこと
- 農業者年金の給付額(農業者老齢年金・特例付加年金など)。表示する月額は積立額を240回で取り崩す参考額です
- 国の保険料補助の有無と補助後の自己負担額、加入資格の判定(保険料免除者、国民年金基金・iDeCoとの関係など)
- 運用実績による増減、税金、老齢基礎年金の額
農業者年金の仕組みと計算方法
農業者年金は、納めた保険料とその運用益が将来の年金の原資になる積立方式の制度です。本ツールは、その積立額の規模感をつかむために、仮定の年2%で月払い積立をした金額を計算します。
仮定の積立資産を求める
計算式:積立資産 = 月額保険料 ×((1+月利)^月数 − 1)÷ 月利(月利 = 年2% ÷ 12)
月払い・複利の積立の公式です。年2%は仮定で、実際の運用利回りではありません。
240回で取り崩した参考月額を求める
計算式:参考月額 = 積立資産 ÷(20 × 12)
農業者年金の給付額ではなく、積立額の規模感を示す数字です。
累計保険料と付加年金を求める
計算式:累計保険料 = 月額保険料 × 月数/付加年金(年額)= 200円 × 付加保険料納付月数
20,000円 × 360か月 = 7,200,000円/200円 × 360か月 = 72,000円
農業者年金の特徴まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 加入資格 | 年間60日以上農業に従事する、国民年金第1号被保険者(保険料免除者を除く)で60歳未満の方。60歳以上65歳未満の国民年金の任意加入者も加入できます |
| 保険料 | 月額20,000円〜67,000円(1,000円単位)。35歳未満で一定の要件を満たす方は月額10,000円から |
| 国の保険料補助 | 基準保険料月2万円に対する定額(月4,000〜10,000円)。農業所得900万円以下で認定農業者・青色申告者など区分の要件を満たす方が対象。35歳以上は10年が限度で、全体で最大20年 |
| 年金の支給 | 農業者老齢年金・特例付加年金は終身にわたり支給されます |
| 脱退 | 脱退一時金はなく、納付済みの保険料と運用益に相当する分は受給時期から年金として支給されます |
| 特例付加年金 | 保険料の納付等の期間が合計20年以上であることや経営の継承などが要件として案内されています(本ツールでは算定しません) |
出典: 佐賀市「農業者年金」、宇都宮市「農業者年金の国庫補助」、福岡市農業委員会「農業者年金」、糸魚川市「農業者年金」、日本年金機構「付加保険料」(いずれも本文中の内容は各公式ページの記載に基づきます)。
使い方(3ステップ)
- 加入年齢を入力:現在の年齢を入力します。納付できるのは65歳未満までなので、加入期間は「65 − 年齢」年が上限です。
- 加入期間・月額保険料を設定:何年間積み立てるか、毎月いくら納付するかを入力します。保険料は1,000円単位です。
- 結果を確認:仮定の積立額、240回で取り崩した参考月額、累計保険料、付加年金の年額が表示されます。
よくある質問
農業者年金の加入条件は?
国民年金第1号被保険者(保険料免除者を除く)で、年間60日以上農業に従事する60歳未満の方が対象です。年間60日以上農業に従事する60歳以上65歳未満の国民年金の任意加入者も加入できます。国民年金基金やiDeCoなどとの関係で加入できない場合があるため、加入前に農業委員会または農業者年金基金で確認してください。
農業者年金の保険料はいくらですか?
月額20,000円から67,000円まで、1,000円単位で選べます。35歳未満で認定農業者に該当しないなど一定の要件を満たす方は、月額10,000円から加入できます。国の保険料補助(政策支援)を受ける場合、保険料は基準の月額20,000円に固定され、それを超えて増額できません。
国の保険料補助はいくらですか?
補助は保険料全体の割合ではなく、基準保険料月額2万円に対する定額です。認定農業者・青色申告者など一定の区分の要件を満たし、農業所得900万円以下の方が対象で、月額は35歳未満で1万円または6千円、35歳以上で6千円または4千円とされています(宇都宮市の案内)。35歳以上の補助は10年が限度で、全体で最大20年です。
特例付加年金とは何ですか?
本ツールでは特例付加年金の額を算定しません。国庫補助を受けた期間のほか、保険料の納付等の期間が合計20年以上であることや経営の継承などが受給の要件として案内されています。要件と額は農業者年金基金に確認してください。
国民年金との関係は?付加年金とは?
農業者年金は国民年金に上乗せする制度で、国民年金の被保険者のまま加入します。農業者年金の被保険者は、月額400円の付加保険料を納付しなければならないとされています。付加年金の年額は「200円×付加保険料を納付した月数」で、たとえば360か月なら72,000円(月換算6,000円)です。
脱退したら一時金を受け取れますか?
農業者年金には任意に脱退したときの脱退一時金はありません。脱退した月の前月までに納付した保険料とその運用益に相当する分は、受給時期から年金として支給されます。死亡一時金とは別の制度です。
関連ツール
本ツールの計算結果は、仮定の年2%複利で積み立てた金額を240回で取り崩す参考額と、付加年金の計算式による目安です。農業者年金の給付額ではありません。実際の受給額は運用実績・加入期間・保険料・認定状況・補助の有無により異なります。正確な受給見込み額は農業者年金基金(TEL: 03-3502-3942)にご確認ください。