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介護離職 生涯損失 計算シミュレーション【無料・登録不要】

年収・退職金・年齢・残勤続年数を入力するだけで「あなたの損失は¥XXX万円」を自動計算。給与・退職金・厚生年金・健康保険・再就職時の年収減を合算して試算するツールです。

こんな方向け:親の介護で離職を検討している方、介護休業制度との損得を比較したい方、離職前に生涯損失を数値で把握したい方

このページでわかること
2026年5月24日 時点の情報(厚労省・日本年金機構・雇用保険法確認済)

ステップ1:現在の状況を入力

万円

給与・賞与を含む額面年収です。厚労省調査によると介護離職者の平均年収は約490万円です。

歳

残勤続年数(定年65歳まで)を自動計算します。

歳
万円

わからない場合は会社の就業規則・退職金規程を確認してください。大企業平均は約1,800万円(厚労省「就労条件総合調査」)です。

年

ねんきん定期便やねんきんネットで確認できます。

年

介護終了後に再就職できると想定する年数。0年の場合は再就職なしとして計算します。

介護離職で失うお金 完全試算

「介護があるから仕事を辞めるしかない」と思っている方の多くが、実際にどれだけの損失が生じるかを数値で把握していません。

介護離職による損失は単純な「年収×年数」ではありません。給与・退職金・厚生年金・健康保険・再就職後の年収減という5つの経路で生涯を通じて影響し続けます。

介護離職者の離職理由の詳細等の調査(三菱UFJリサーチ&コンサルティング・2024年)

5つの損失経路

モデルケース試算(年収500万円・45歳・残20年)

損失項目 金額(試算)
① 失う給与(500万×20年)1億円
② 退職金の差額損失約800万円
③ 失う厚生年金(65〜90歳)約540万円
④ 健康保険負担増(初年度)約23万円
⑤ 再就職年収減(5年分・40%減)約1,000万円
合計生涯損失約1億2,363万円

※ モデル試算。退職金は大企業平均1,800万円・現年齢退職の自己都合退職金約1,000万円で差額算出。実際は上部ツールでご自身の数値を入力してください。

厚生労働省 就労条件総合調査(退職金・勤続年数別支給額)

介護休業給付金との比較

介護離職を検討する前に、まず介護休業給付金との比較を行うことが重要です。

介護休業給付金の概要

厚生労働省 仕事と介護の両立〜介護離職を防ぐために〜

月収別の給付金試算

月収 月額給付(67%) 93日間の総受給額
20万円(年収240万円)約13.4万円約42万円
30万円(年収360万円)約20.1万円約62万円
40万円(年収480万円)約26.8万円約83万円
50万円(年収600万円)約33.5万円約104万円
54.66万円超(上限)36.6万円(上限)約114万円(上限)

※ 2026年8月1日以降の上限額基準(雇用保険法第61条の4・厚生労働省リーフレット LL080731 保02)。休業開始時賃金月額の上限546,600円、下限96,090円。

離職 vs 介護休業:どちらが得か?

年収500万円・45歳の場合、介護休業給付金の最大受給額は約87万円です(月額換算約27.9万円×93日分)。一方、離職した場合の生涯損失試算は約1億2,000万円超。給付金の100倍以上を失う計算です。

介護休業の93日間で「介護の態勢を整える」ことができれば、長期的な就業継続が可能になります。まず休業制度を使って在宅サービスの体制を整えることが最善策です。

介護離職前の選択肢7つ

「仕事を辞めるしかない」と感じる前に、以下の7つの選択肢を確認してください。多くの場合、複数の制度を組み合わせることで就業継続が可能です。

  1. 介護休業制度(育児・介護休業法)
    通算93日・最大3回分割取得。給付金67%あり。要介護状態の家族1人につき適用。
  2. 介護短時間勤務制度
    3年以上・週30時間以上を維持する形での短縮勤務。給与は減少するが雇用継続。
  3. 所定外労働の制限請求
    残業免除を申請できる制度。介護負担が集中する時期に活用。
  4. 介護休暇
    年5日(対象家族2人以上は10日)まで取得可能な短期休暇。1日または半日単位で取得可。
  5. 在宅介護サービスの活用
    要介護認定を受ければ、訪問介護・デイサービス・ショートステイを介護保険で利用可能。自己負担は原則1割(所得により2〜3割)。
  6. 地域包括支援センターへの相談
    介護保険の申請・サービス選択・ケアマネジャーの紹介などを無料でサポート。
  7. 企業の介護支援制度の確認
    2025年度以降、企業には従業員への制度周知と個別意向確認が義務化。人事担当者への相談が起点となる。
厚生労働省 介護休業制度の概要(育児・介護休業法)

介護離職後の社会保障

やむを得ず介護離職した場合でも、利用できる社会保障制度があります。事前に把握しておくことで損失を最小化できます。

健康保険の変化

退職後の健康保険には3つの選択肢があります。

協会けんぽ 退職後の健康保険について

雇用保険(失業給付)

介護を理由とした離職は「特定理由離職者」に該当する場合があります。認められると、通常の自己都合退職にかかる給付制限(2025年4月から原則1か月。過去5年間に正当な理由のない自己都合離職が2回以上ある場合は3か月)がかかりません。7日間の待期は同じで、給付日数は一般の離職者と同じです。ハローワークで「特定理由離職者」に当たるか確認しましょう。

年金への影響

退職後は国民年金第1号被保険者になります。月額17,920円(2026年度)の保険料支払いが必要ですが、低所得者は免除・猶予の申請が可能です。ただし免除期間は年金額が減少することに注意が必要です。

日本年金機構 国民年金保険料の免除・猶予制度

介護離職を防ぐ会社の制度活用法

会社の制度を上手に使うことが、介護離職を防ぐ最大の鍵です。2025年の育児・介護休業法改正で企業の義務が強化されています。

2025年改正のポイント

会社への申し出の手順

  1. 「介護が必要な家族がいる」と上司・人事に相談
  2. 介護休業・短時間勤務の適用対象かを確認(要介護状態の家族の証明が必要な場合あり)
  3. ケアマネジャーと連携して、休業中に介護体制(在宅サービス利用)を整える
  4. 休業明けに短時間勤務や在宅勤務を活用して就業継続

「相談する」という行動が、生涯損失1億円超を回避する最初の一歩です。

よくある質問(FAQ)

Q. 介護離職すると生涯でどのくらい損をしますか?

A. 年収500万円・45歳・残勤続20年のモデルケースでは、生涯損失の合計は約1億2,000万円超に達する試算です。失う給与1億円+退職金差額800万円+失う厚生年金540万円+健康保険負担増23万円+再就職後の年収減1,000万円の合算です。個人の数値は上部のツールで計算してください。

Q. 介護休業給付金はいくらもらえますか?

A. 賃金日額×支給日数×67%で計算されます。2026年8月1日以降の上限は支給単位期間(30日)あたり366,222円(休業開始時賃金月額の上限546,600円×67%)です。支給期間は通算93日(最大3回に分割可)。月収30万円の場合は約20.1万円/月、93日間で約62万円の受給となります(雇用保険法第61条の4)。

Q. 介護離職後に再就職すると年収はどのくらい下がりますか?

A. 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査(2024年)によると、介護離職後に再就職した場合、男性で平均約40%、女性で約50%の年収減となります。また再就職できた割合は希望者の約4割にとどまります。

Q. 介護離職すると厚生年金はどのくらい減りますか?

A. 厚生年金の報酬比例部分は「平均標準報酬額×5.481/1000×加入月数」で計算されます(2003年4月以降)。月収30万円の人が20年早く離脱すると、年間約36万円×25年(65〜90歳)=約900万円の生涯年金が減少します。

Q. 介護離職後の健康保険はどうなりますか?

A. 選択肢は①任意継続②国民健康保険③家族の被扶養者の3つです。年収400万円の場合、国民健康保険料は年間約37万円となり、会社員時代の個人負担(約20万円)と比べ約17万円の負担増が生じます(協会けんぽ資料・2026年度)。

Q. 介護休業を使えば離職しなくてもよいですか?

A. 介護休業制度(育児・介護休業法)を活用すれば、通算93日まで休業しながら雇用保険から67%の給付を受けられます。93日間で在宅介護サービスの体制を整え、短時間勤務等と組み合わせて就業継続する「両立」戦略が生涯損失を最小化します。

Q. 退職金は介護離職するとどのくらい減りますか?

A. 多くの企業で退職金は勤続年数が長いほど乗率が高くなるカーブ設計のため、早期退職ほど損失が大きくなります。自己都合退職の場合は会社都合と比べ10〜20%程度減額されるケースが多く、さらに残り勤続年数分の積み上げ機会も失われます。

Q. 介護離職を検討中です。まず何をすべきですか?(独自設問)

A. 「離職を決める前に必ずやるべき3ステップ」を実践してください。①ケアマネジャーに相談して在宅サービスの利用可能量を確認する②会社の人事担当者に介護休業・短時間勤務制度の適用を確認する③本ツールで生涯損失額を数値化し、介護費用との差額を試算する。この3ステップを経てから「それでも離職しか選択肢がない」と判断できた場合に初めて離職を検討することをおすすめします。

介護離職を防ぐために会社に相談できる制度はありますか?

結論: 育児・介護休業法に基づく制度として①介護休業(通算93日・3回分割可)②介護短時間勤務(3年以上・週30時間以上)③所定外労働の制限④深夜業の制限⑤介護休暇(年5日・2人以上の場合10日)があります。2025年度以降、企業には従業員への制度周知と個別意向確認が義務化されており、まず上司・人事に相談することが損失回避の最初のステップです。

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出典・参考資料