このツールで扱わないこと
- 免責額・補償の対象外になる分・付随する給付を差し引いた受取保険金の計算(修理費全額ではなく受取保険金で比べてください)
- 保険会社ごとの正式な保険料、車両保険・年齢条件・型式などによる保険料の違い
- 本ツールは、2021年改定(2021年9月22日届出)の参考純率モデルを使った概算です。2026年10月10日時点の現行の料率や、お手元の契約への適用は未確認です。正式な見積ではないため、割引率・事故有係数の期間・事故区分は保険会社の契約条件で確認してください。
等級の割増引率(参考純率・2021年改定(2021年9月22日届出))
自動車保険の保険料には、等級ごとの割増引率が掛かります。損害保険料率算出機構の参考純率では、継続契約の割増引率は次のとおりです。7〜20等級は、前年までに事故があった契約(事故有係数適用期間が1以上)に「事故有」の率が使われます。
| 等級 | 無事故 | 事故有 |
|---|---|---|
| 1等級 | +108%(2.08) | — |
| 2等級 | +63%(1.63) | — |
| 3等級 | +38%(1.38) | — |
| 4等級 | +7%(1.07) | — |
| 5等級 | -2%(0.98) | — |
| 6等級 | -13%(0.87) | — |
| 7等級 | -27%(0.73) | -14%(0.86) |
| 8等級 | -38%(0.62) | -15%(0.85) |
| 9等級 | -44%(0.56) | -18%(0.82) |
| 10等級 | -46%(0.54) | -19%(0.81) |
| 11等級 | -48%(0.52) | -20%(0.80) |
| 12等級 | -50%(0.50) | -22%(0.78) |
| 13等級 | -51%(0.49) | -24%(0.76) |
| 14等級 | -52%(0.48) | -25%(0.75) |
| 15等級 | -53%(0.47) | -28%(0.72) |
| 16等級 | -54%(0.46) | -32%(0.68) |
| 17等級 | -55%(0.45) | -44%(0.56) |
| 18等級 | -56%(0.44) | -46%(0.54) |
| 19等級 | -57%(0.43) | -50%(0.50) |
| 20等級 | -63%(0.37) | -51%(0.49) |
※ +は割増、−は割引。かっこ内は係数。新規契約は6等級 +3%、一定の条件を満たす2台目以降の新規契約は7等級 -38% です。参考純率は損害保険料率算出機構が算出する参考の率で、各保険会社はこれを基礎に自社の保険料率を決めます。実際の割増引率は保険会社によって異なることがあります。
出典: 損害保険料率算出機構「自動車保険参考純率改定のご案内」(2021年9月22日届出)p4
事故で保険を使ったときの等級の動き方
- 1年間事故が無ければ、翌年は1等級上がります(上限20等級)。
- 3等級ダウン事故で保険金を受け取ると、翌年は3等級下がり、事故有係数適用期間が事故1件につき3年付きます。
- 1等級ダウン事故なら、下がるのは1等級、適用期間は1年です。
- 適用期間は1年たつごとに1ずつ減り、1以上の間は事故有係数、0になると無事故係数に戻ります。
- 適用期間中にまた事故があると期間は積み上がり、上限は直近の事故から6年です。
- 1〜6等級には事故有係数の区分がありません。
たとえば18等級(無事故)の方が3等級ダウン事故で保険を使うと、翌年は15等級(事故有・適用期間3)になり、16等級(2)、17等級(1)と進んで、4年後に18等級(無事故)に戻ります。
出典: 損害保険料率算出機構「自動車保険参考純率改定説明資料」(2011年9月)p2・p6〜p8
保険を使うか、自分で払うか
保険を使うと、翌年から数年間は保険料が上がります。比べるのは修理費全額ではなく、免責額や補償の対象外になる分を差し引いた「受け取れる保険金」です(修理費15万円・免責5万円なら受け取れる保険金は10万円)。このツールで出る「増える保険料の合計」より受け取れる保険金が小さければ、自分で払ったほうが支払いの総額は少なくなる可能性があります。付随する給付がある場合はそれも加えて比べます。20等級・年間保険料10万円の方が3等級ダウン事故で保険を使った場合、参考純率の割増引率で計算すると増加分は4年間で合計約132,432円です。
ただし、実際の割増引率や保険料の改定は保険会社によって違います。事故の相手がいる場合や、けがの補償が関わる場合は金額だけで決められないこともあるので、使うかどうかを決める前に保険会社に「使った場合の翌年以降の保険料」を確認してください。
使い方(3ステップ)
- 今の保険料と等級を入力:保険証券または更新案内に載っている年間保険料・ノンフリート等級・事故有係数適用期間を入力します。
- 事故の種類を選ぶ:3等級ダウン事故か1等級ダウン事故かを選びます。
- 増える保険料の合計を確認:保険を使った場合と使わなかった場合の保険料を年ごとに比べ、元の等級に戻るまでに増える保険料の合計を確認します。
よくある質問
事故で保険を使うと、等級はどうなりますか?
参考純率の制度では、事故で保険金を受け取ると翌年の等級が原則3等級下がり(3等級ダウン事故)、さらに「事故有係数適用期間」が3年付きます。車両盗難・飛び石・落書きなど一部の事故は1等級ダウン事故で、下がるのは1等級、適用期間は1年です。適用期間は1年ごとに1ずつ減り、再び事故があると積み上がります(上限6年)。
事故有係数とは何ですか?
同じ等級でも、前年までに事故があった契約には割引率の低い「事故有係数」が使われます。事故有係数適用期間が1以上の間だけ適用され、0に戻ると「無事故係数」になります。区分があるのは7〜20等級で、1〜6等級にはありません。たとえば15等級は、無事故なら-53%、事故有なら-28%です(参考純率)。
等級が1つ上がると保険料はどのくらい下がりますか?
参考純率の割増引率では、6等級(-13%)から7等級(-27%)に上がると係数が0.87から0.73になり、等級の影響だけで約16.1%下がります。下がり幅は等級によって違い、10等級から11等級では約3.7%、19等級(-57%)から20等級(-63%)では約14%です(無事故のまま上がった場合)。
新規契約は何等級から始まりますか?
参考純率では、新規契約は6等級(+3%)です。2台目以降の自動車の新規契約で一定の条件を満たす場合は7等級(-38%)に位置づけられます。継続契約の6等級・7等級とは率が違います。
小さな事故なら、保険を使わずに自分で払ったほうが得ですか?
このツールの「保険を使った場合に増える保険料の合計」と、修理費全額ではなく「受け取れる保険金」を比べるのが目安です。受け取れる保険金は、修理費から免責額や補償の対象外になる分を差し引いた額です(たとえば修理費15万円・免責5万円なら10万円)。受け取れる保険金が増える保険料の合計より小さければ、自分で払ったほうが支払いの総額は少なくなる可能性があります。たとえば20等級・年間保険料10万円の方が3等級ダウン事故で保険を使うと、参考純率の割増引率で計算した増加分は4年間で合計約132,432円です。免責額・対象外分・実際の係数や保険料の改定は契約によって違うので、判断の前に保険会社に「使った場合の翌年以降の保険料」と受け取れる保険金を確認してください。
この割増引率は、どの保険会社でも同じですか?
同じとは限りません。参考純率は損害保険料率算出機構が算出する参考の率で、各保険会社はこれを基礎に自社の保険料率を決めます。実際の割増引率は保険会社によって異なることがあります。
この計算は最新の保険料率ですか?
本ツールは、2021年改定(2021年9月22日届出)の参考純率モデルを使った概算です。2026年10月10日時点の現行の料率や、お手元の契約への適用は未確認です。正式な見積ではないため、割引率・事故有係数の期間・事故区分は保険会社の契約条件で確認してください。
関連ツール
本ツールは、入力された今の保険料に、損害保険料率算出機構の参考純率(2021年改定(2021年9月22日届出))の割増引率の変化を当てた目安です。保険会社の正式な保険料ではなく、現在の保険料と等級係数の比から将来の円額を概算しています。本ツールは、2021年改定(2021年9月22日届出)の参考純率モデルを使った概算です。2026年10月10日時点の現行の料率や、お手元の契約への適用は未確認です。正式な見積ではないため、割引率・事故有係数の期間・事故区分は保険会社の契約条件で確認してください。実際の割増引率・保険料は保険会社・商品・補償内容・年齢条件・車の型式などによって異なり、参考純率の改定でも変わります。保険を使うかどうかは、必ず保険会社に翌年以降の保険料を確認したうえで判断してください。