PFCバランス計算|目標カロリーからたんぱく質・脂質・炭水化物のグラム数(2025年版)
目標のカロリーを入れると、たんぱく質(P)・脂質(F)・炭水化物(C)の目標量をグラム数で出します。自分で決めた比率からの計算と、食べた量(g)からの逆算もできます。この計算機は18歳以上を対象にしています。厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」を2026年10月7日に確認しました。
PFCバランスの計算機
※ 1〜20,000の数で入力します。目標カロリーが分からないときは1日の消費カロリーの計算で目安を出せます
※ たんぱく質の目標量の下限が変わります。妊婦・授乳婦は、年齢より妊娠・授乳の区分の値を使います。この計算機は18歳以上を対象にしています(1〜17歳の値は厚生労働省の報告書の表で確認してください)
※ 食品のパッケージや栄養計算アプリに出ている、たんぱく質・脂質・炭水化物のグラム数の合計を入れます。空欄は0gです(上限は各99,999g)
2,000kcal・18〜49歳の目標量から出したグラム数
| 項目 | グラム数(下限〜上限) | 計算の中身 |
|---|---|---|
| たんぱく質 | 65.0〜100.0g | 目標量 13〜20%エネルギー(260〜400kcal) |
| 脂質 | 44.4〜66.7g | 目標量 20〜30%エネルギー(400〜600kcal) |
| 炭水化物 | 250.0〜325.0g | 目標量 50〜65%エネルギー(1,000〜1,300kcal) |
| 飽和脂肪酸(脂質の内訳) | 15.6g以下 | 目標量 7%エネルギー以下(140kcal以下) |
アルコールを含まない、たんぱく質・脂質・炭水化物(4・9・4kcal/g)由来の概算です。
※ グラム数は小数第1位までを四捨五入して表示します(内部では分数で計算)。範囲は「おおむねの値」で、範囲の両端は明確な境界ではありません。医療や栄養指導ではありません。持病があり食事の制限がある方は、医師の指示を優先してください。
PFCバランスの計算方法(カロリー × 割合 ÷ 1gあたりのカロリー)
PFCバランスは、1日のエネルギー(カロリー)のうち、たんぱく質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)がそれぞれ何%かを表したものです。グラム数は次の式で出ます。
- たんぱく質(g)= 目標カロリー × 割合(%) ÷ 100 ÷ 4
- 脂質(g)= 目標カロリー × 割合(%) ÷ 100 ÷ 9
- 炭水化物(g)= 目標カロリー × 割合(%) ÷ 100 ÷ 4
例:目標が2,000kcalで、18〜49歳の目標量の範囲を使うと、たんぱく質は65.0〜100.0g(13〜20%)、脂質は44.4〜66.7g(20〜30%)、炭水化物は250.0〜325.0g(50〜65%)です。
計算機の3つの種類は次のとおりです。
- 目標量から:目標カロリーと年齢・妊娠授乳から、3つの栄養素のグラム数の下限〜上限と、飽和脂肪酸の上限を出します。
- 自分の比率から:自分で決めた割合(合計100%)から、グラム数を出します。たんぱく質・脂質・炭水化物のそれぞれが、目標量の範囲の中か外かも表示します。例:2,000kcalを30%・20%・50%に分ける場合です。
- 食べた量から:食べた量(g)から、合計のカロリーと割合を出します。例:たんぱく質100g・脂質60g・炭水化物250gの場合です。
食事摂取基準(2025年版)の目標量
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」は、エネルギー産生栄養素バランスを、%エネルギーの目標量で示しています。次の表は、報告書の表(103・126・127・143ページ)にある値です。男女の値は同じです。
| 対象 | たんぱく質(%エネルギー) | 脂質 | 炭水化物 | 飽和脂肪酸 |
|---|---|---|---|---|
| 18〜29歳 | 13〜20 | 20〜30 | 50〜65 | 7以下 |
| 30〜49歳 | 13〜20 | 20〜30 | 50〜65 | 7以下 |
| 50〜64歳 | 14〜20 | 20〜30 | 50〜65 | 7以下 |
| 65〜74歳 | 15〜20 | 20〜30 | 50〜65 | 7以下 |
| 75歳以上 | 15〜20 | 20〜30 | 50〜65 | 7以下 |
| 妊婦(初期・中期) | 13〜20 | 20〜30 | 50〜65 | 7以下 |
| 妊婦(後期) | 15〜20 | 20〜30 | 50〜65 | 7以下 |
| 授乳婦 | 15〜20 | 20〜30 | 50〜65 | 7以下 |
脂質・炭水化物・飽和脂肪酸の目標量は、この表の対象の全員で同じです。炭水化物の目標量は、エネルギー計算上、アルコールを含みます。ただし、アルコールの摂取を勧めるものではない、と報告書に書かれています。1歳未満の乳児には、エネルギー産生栄養素バランスは設定されていません。
目標カロリー別のグラム数の早見表です。表の値は、計算機と同じ関数が出した値です(妊娠・授乳なし。たんぱく質は年齢で下限が変わります)。
| 目標カロリー | たんぱく質 18〜49歳(g) | たんぱく質 50〜64歳(g) | たんぱく質 65歳以上(g) | 脂質(g) | 炭水化物(g) | 飽和脂肪酸(g以下) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1,500kcal | 48.8〜75.0 | 52.5〜75.0 | 56.3〜75.0 | 33.3〜50.0 | 187.5〜243.8 | 11.7 |
| 1,800kcal | 58.5〜90.0 | 63.0〜90.0 | 67.5〜90.0 | 40.0〜60.0 | 225.0〜292.5 | 14.0 |
| 2,000kcal | 65.0〜100.0 | 70.0〜100.0 | 75.0〜100.0 | 44.4〜66.7 | 250.0〜325.0 | 15.6 |
| 2,200kcal | 71.5〜110.0 | 77.0〜110.0 | 82.5〜110.0 | 48.9〜73.3 | 275.0〜357.5 | 17.1 |
| 2,500kcal | 81.3〜125.0 | 87.5〜125.0 | 93.8〜125.0 | 55.6〜83.3 | 312.5〜406.3 | 19.4 |
年齢でたんぱく質の下限が変わる
年齢で変わるのは、たんぱく質の目標量の下限です。上限は全年齢で20%です。18〜49歳は13%、50〜64歳は14%、65歳以上は15%です。
- 妊婦(初期・中期)の下限は13%、妊婦(後期)と授乳婦は15%です(報告書の表の脚注)。
- 飽和脂肪酸は、18歳以上で7%エネルギー以下です。妊婦・授乳婦も同じです。
この計算機は18歳以上を対象にしています。1〜17歳の目標量は、厚生労働省の報告書の表で確認してください。
1gあたりのカロリー(4・9・4)
食事摂取基準は、エネルギー換算係数に、たんぱく質4・脂質9・炭水化物4kcal/g(Atwater係数)を用いています。この数値は概数です。
- 食物繊維:食事摂取基準では、炭水化物に食物繊維を含め、4kcal/gで計算します。
- アルコール:7kcal/gです。このページの「食べた量から」の合計カロリーは、たんぱく質・脂質・炭水化物の3つだけの概算で、アルコールを含みません。
目標量の範囲の読み方
報告書は、範囲を「おおむねの値」と説明しています。主な点は次のとおりです。
- 範囲の両端は、明確な境界を示すものではありません。
- 各栄養素の下端や上端を合計しても、100%にはなりません。18〜49歳の下端の合計は83%、上端の合計は115%です。
- このページの「範囲の中・上・下」の表示は、入力した割合が数字の範囲のどこにあるかを示すもので、良し悪しの判定ではありません。
目標カロリーの決め方
このページは、入力された目標カロリーからグラム数を出します。1日に使うカロリーは、体格や活動量で変わります。目安は次のページで出せます。このページでは活動量の計算はしません。
よくある質問
PFCバランスの計算方法は?
各栄養素のグラム数は「目標カロリー × 割合(%) ÷ 100 ÷ 1gあたりのカロリー」で出ます。1gあたりのカロリーは、たんぱく質4・脂質9・炭水化物4kcalです。例:目標が2,000kcalで、たんぱく質20%・脂質20%・炭水化物60%なら、たんぱく質100.0g・脂質44.4g・炭水化物300.0gです。
PFCバランスの目標量はどのくらいですか?
日本人の食事摂取基準(2025年版)の目標量は、18〜49歳でたんぱく質13〜20%エネルギー・脂質20〜30%・炭水化物50〜65%です。「理想の比率」は食事摂取基準の言葉ではないため、このページでは「目標量」と呼びます。たんぱく質の下限は年齢で変わり、18〜49歳は13%・50〜64歳は14%・65歳以上は15%です。例:2,000kcalの18〜49歳なら、たんぱく質65.0〜100.0g・脂質44.4〜66.7g・炭水化物250.0〜325.0gです。
たんぱく質・脂質・炭水化物は1gあたり何kcalですか?
食事摂取基準では、たんぱく質4・脂質9・炭水化物4kcal/g(Atwater係数)を使います。この数値は概数です。炭水化物には食物繊維を含め、4kcal/gで計算します。アルコールは7kcal/gで、炭水化物の目標量の計算ではアルコールを含めます(アルコールの摂取を勧めるものではありません)。このページの計算は、たんぱく質・脂質・炭水化物の3つだけを足したカロリーです。
目標量を全部下限にすると、合計が100%にならないのはなぜですか?
目標量の範囲は「おおむねの値」で、範囲の両端は明確な境界を示すものではない、と報告書に書かれています。各栄養素の下端や上端を合計しても100%にはなりません。例:18〜49歳の下端の合計は83%(13+20+50)、上端の合計は115%(20+30+65)です。自分の比率で計算するモードでは、3つの合計を100%にして入力します。
目標カロリーが分からないときはどうしますか?
このページは、入力した目標カロリーをもとに、たんぱく質・脂質・炭水化物のグラム数を出すツールです。1日に使うカロリーは、1日の消費カロリーの計算ページで目安を出せます。妊娠中・授乳中の方は、たんぱく質の下限が変わります(妊婦の後期は15%)。持病があり食事の制限がある方は、医師の指示を優先してください。
出典
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」報告書:たんぱく質の目標量(103ページ)・脂質と飽和脂肪酸(126・127ページ)・炭水化物(143ページ)・エネルギー産生栄養素バランスと換算係数(145・146ページ)。確認日は2026年10月7日。
関連ツール
本ツールは、入力された数字と、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の目標量から、グラム数や割合を計算するものです。医療や栄養指導ではありません。持病があり食事の制限がある方は、医師の指示を優先してください。